BindToFilter メソッド

項目の適切な Filter オブジェクトにバインドし、オブジェクトへのポインタを返します。

HRESULT BindToFilter(
IFilter **ppFilter
);

Parameters

ppFilter

[out] この項目のフィルタに使用される Filter オブジェクトへのポインタのアドレス。

Return Value

成功した場合は S_OK を返し、それ以外の場合はエラー値を返します。Microsoft Office SharePoint Server 2007 でのエンタープライズ検索 が返すエラー メッセージの一覧については、「プロトコル ハンドラのエラー メッセージ」を参照してください。

Remarks

Filter オブジェクトを取得します。エンタープライズ検索 クローラはそれを使用して、項目のメタデータを取得できます。

このメソッドは、フィルタ デーモンによって 1 回だけ呼び出されます。コンテンツ項目に複数の埋め込み項目が含まれる場合は、IFilter インターフェイスの実装を使用する必要があります。このインターフェイスは、埋め込みコンテンツ項目を列挙し、それぞれに対して適切な Filter オブジェクトを呼び出します。

フィルタ デーモンが項目の役に立つ情報を取得するためには、プロトコル ハンドラは次のいずれかの IUrlAccessor メソッドを実装する必要があります。

プロトコル ハンドラは、IURLAccessor インターフェイスの BindToFilter メソッドと BindToStream メソッドのどちらか一方または両方を実装できます。たとえば、プロトコル ハンドラは、コンテンツ ソース内の項目と関連付けられているメタデータに対しては BindToFilter メソッドを使用し、項目の実際のコンテンツを取得するには BindToStream メソッドを使用できます。

See Also

概念

プロトコル ハンドラの参照情報

IUrlAccessor インターフェイス