IUrlAccessor インターフェイス

URL が エンタープライズ検索 クローラによってフィルタ デーモンに提供されたコンテンツ ソース内の個々のアイテムを処理するためのメソッドを提供します。

拡張

IUrlAccessor インターフェイスは、IUnknown インターフェイスを拡張します。

IUrlAccessor メソッド

名前

説明

BindToFilter メソッド

アイテムの適切なフィルタにバインドし、それに対するポインタを返します。

BindToStream メソッド

処理される項目をデータ ストリームにバインドし、そのストリームのポインタをフィルタ デーモンに返します。

GetCLSID メソッド

ドキュメントの種類の CLSID を取得します。

GetDocFormat メソッド

MIME (Multipurpose Internet Mail Extensions) 文字列として表されるドキュメント形式を取得します。

GetFileName メソッド

現在のアイテムのファイル名を、UNC (Universal Naming Convention) 形式の完全パスで取得します。

GetLastModified メソッド

ファイルの最終変更のタイムスタンプを取得します。

GetRedirectedURL メソッド

現在のアイテムのリダイレクト先の URL を取得します。

GetSecurityDescriptor メソッド

現在のアイテムのセキュリティ記述子を取得します。

GetSize メソッド

URL で指定されたコンテンツ アイテムのサイズを取得します。

IsDirectory メソッド

アイテムの URL がディレクトリをポイントしているかどうかを判別します。

備考 :

Microsoft Office SharePoint Server 2007 でのエンタープライズ検索 は、IUrlAccessor インターフェイスの次のメソッドを実装するプロトコル ハンドラはサポートしません。

  • AddRequestParameter

  • GetHost

  • GetSecurityProvider

各 URL に対して、次のメソッドのどちらかを実装する必要があります。:

テキストや html などの標準フィルタのいずれかによって解析する必要がある URL に関連付けられたバイナリ ストリームがある場合、通常は BindToStream が実装されます。それ以外の場合、プロトコル ハンドラは、BindToFilter を、UrlAccessor オブジェクトに直接実装される IFilter を使用して実装する必要があります。UrlAccessor オブジェクトは、URL に対して IFilter と IStream の両方を提供することもできます。

コード

interface IUrlAccessor: IUnknown
{
      …
    HRESULT GetDocFormat([out, length_is(*pdwLength), size_is(dwSize)] WCHAR wszDocFormat[],
                            [in] DWORD dwSize,
                            [out] DWORD *pdwLength);

    HRESULT GetLastModified([out] FILETIME *pftLastModified);

    HRESULT GetSecurityDescriptor([out, size_is(dwSize)] BYTE *pSD,
                                    [in] DWORD dwSize,
                                    [out] DWORD *pdwLength);

      …
    HRESULT BindToStream([out] IStream **ppStream);
    HRESULT BindToFilter([out] IFilter **ppFilter);
};

See Also

概念

プロトコル ハンドラの参照情報

プロトコル ハンドラ インターフェイス

ISearchProtocol インターフェイス

エンタープライズ検索プロトコル ハンドラ

その他のリソース

IUnknown Interface