<trace> の <listeners> の <add> の <filter> 要素

[アーティクル]
08/16/2008

更新 : 2007 年 11 月

トレース用の Listeners コレクションのリスナにフィルタに追加します。

<configuration> 要素
   <system.diagnostics> 要素
     <trace> 要素
       <trace> の <listeners> 要素
         <trace> の <listeners> の <add> 要素
           <trace> の <listeners> の <add> の <filter> 要素

<filter 
    type="traceFilterClassName" 
    initializeData="data" />

属性と要素

以降のセクションでは、属性、子要素、および親要素について説明します。

属性

属性	説明
type	必須属性 TraceFilter クラスを継承するフィルタの型を指定します。指定する型の FullName プロパティに対応する型の名前空間修飾名を使用するか、AssemblyQualifiedName プロパティに対応する、アセンブリ情報を含む完全修飾型名を使用できます。完全修飾型名については、「完全修飾型名の指定」を参照してください。
initializeData	省略可能属性指定したフィルタクラスのコンストラクタに渡す文字列。

type

必須属性

TraceFilter クラスを継承するフィルタの型を指定します。指定する型の FullName プロパティに対応する型の名前空間修飾名を使用するか、AssemblyQualifiedName プロパティに対応する、アセンブリ情報を含む完全修飾型名を使用できます。完全修飾型名については、「完全修飾型名の指定」を参照してください。

initializeData

省略可能属性

指定したフィルタクラスのコンストラクタに渡す文字列。

子要素

なし

親要素

要素	説明
configuration	共通言語ランタイムおよび .NET Framework アプリケーションで使用されるすべての構成ファイルのルート要素です。
system.diagnostics	メッセージを収集、格納、およびルーティングするトレースリスナとトレーススイッチを設定するレベルを指定します。
trace	トレースメッセージを収集、格納、およびルーティングするリスナを保持します。
listeners	メッセージを収集、格納、およびルーティングするリスナを保持します。リスナは、トレース出力を適切なターゲットに転送します。
add	Listeners コレクションにリスナを追加します。

解説

<filter> 要素は、<sharedListeners> 要素で定義されているリスナの名前だけでなく、リスナの型を指定するトレースリスナの <add> 要素に含まれている必要があります。リスナが <sharedListeners> 要素で定義されている場合は、そのリスナのフィルタをその要素内で定義する必要があります。

この要素は、マシン構成ファイル (Machine.config) およびアプリケーション構成ファイルで使用できます。

使用例

<filter> 要素を使用して、トレースのための Listeners コレクション内のリスナ console にフィルタを追加する方法を次の例に示します。フィルタイベントレベルは、Error として指定します。

<configuration>
  <system.diagnostics>
    <trace autoflush="false" indentsize="4">
      <listeners>
        <add name="console" 
          type="System.Diagnostics.ConsoleTraceListener" >
          <filter type="System.Diagnostics.EventTypeFilter" 
            initializeData="Error" />
        </add>
        <remove name="Default" />
      </listeners>
    </trace>
  </system.diagnostics>
</configuration>