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WCF Data Services

Open Data Protocol (OData) Version 3 のサポートが追加された WCF Data Services 5.0 リリースには、次のライブラリおよび機能が含まれています。

  • WCF Data Services
    この帯域外のバージョンの WCF Data Services には、サーバーおよびクライアントの両方のライブラリが含まれており、.NET Framework に含まれている以前のバージョンの WCF Data Services とサイド バイ サイドでインストールすることができます。 WCF Data Services の .NET 4.5 バージョンの詳細については、「WCF Data Services」を参照してください。

    注意

    既存の .NET フレームワーク アセンブリとサイド バイ サイド展開をサポートするために、このリリースのアセンブリでは System.Data.Services から Microsoft.Data.Services に名前が変更されています。実際の WCF Data Services 名前空間は変更されていません。

  • OData ライブラリ
    OData ライブラリは、WCF Data Services によって提供される完全な OData とネットワークの機能を使用することなく、OData 準拠メッセージを生成し、使用することができるプログラミング インターフェイスのセットです。 このライブラリは、低レベルの OData シリアル化ライブラリとして、クライアント側とサービス側の両方のアプリケーションをサポートしています。 OData ライブラリを使用する際には、個々のエンティティをシリアル化し、モデル メタデータを記述する最も基本的なタスクを実行する必要があります。 メッセージング環境だけでなくエンティティ データのシリアル化の方法およびサービス メタデータの定義の方法を完全に制御する必要がある場合、このライブラリを使用します。 詳細については、「OData ライブラリ」を参照してください。

  • 空間ライブラリ
    このリリースには、新しい空間 OData プリミティブ型を実装する新しい空間ライブラリと、空間値の filter 句、select 句、order by 句で実行できる多くの操作が含まれています。 このリリースでは、リフレクション プロバイダーとカスタム データ サービス プロバイダーを使用する場合、空間型と操作がサポートされます。 ただし、Entity Framework プロバイダーは、このリリースではサポートされていません。 詳細については、「空間ライブラリ」を参照してください。

  • Silverlight の WCF Data Services クライアント ライブラリ
    このリリースには Silverlight の WCF Data Services クライアント ライブラリの帯域外の更新プログラムが含まれています。 この更新プログラムはライブラリを強化し、OData v3 機能をサポートします。 このバージョンの Silverlight クライアントでは、SendingRequestEventArgs クラスの Request プロパティから、基になる HttpWebRequest にアクセスすることができます。 Silverlight プロジェクトでこのクライアント バージョンを使用するには、WCF Data Services 5.0 インストールの Silverlight サブフォルダー内にある Microsoft.Data.Services.Client.SL.dll アセンブリへの参照を追加する必要があります。 詳細については、「Silverlight アプリケーションの作成 (WCF Data Services)」を参照してください。

注意

このリリースには Windows Phone の OData クライアントの OData v3 更新プログラムを含みません。Windows Phone 7.5 デバイス上での OData v2 開発をサポートするクライアント ライブラリは、Windows Phone SDK 7.1 で入手可能です。詳細については、「OData Client for Windows Phone」を参照してください。

OData v3 で提供される新しい機能の概要については、「WCF Data Services 5.0 の新機能」を参照してください。

このセクションの内容

関連項目

概念

データ サービスのバージョン管理 (WCF Data Services)