次の方法で共有


<compositeDuplex>

サービスがメッセージをクライアントに返送するためのエンドポイントをクライアントが公開する必要がある場合に使用される、バインディング要素を定義します。

スキーマの階層

<system.serviceModel>
  <bindings>
    <customBinding>
      <binding>
        <compositeDuplex>

構文

<compositeDuplex clientBaseAddress="URI" />

属性と要素

以降のセクションでは、属性、子要素、および親要素について説明します。

属性

属性 説明

clientBaseAddress

二重モードのバック チャネルのアドレスを設定する URI。サービスは、このアドレスを使用して、クライアントへのアクセス、接続の確立を行います。

この属性が設定されていない場合は、既定のアドレス “full qualified name+default port\TemporaryIndigoAddress\guid” が生成されます。既定値は null です。

子要素

なし

親要素

要素 説明

<binding>

カスタム バインディングのすべてのバインディング機能を定義します。

解説

たとえば HTTP のように、この構成要素はネイティブでの二重通信を許可しないトランスポートで使用されます。これとは対照的に、TCP では、二重通信がネイティブで許可されているので、クライアントにメッセージを返信するためにこのバインディング要素をサービスで使用する必要はありません。

クライアントは、サービスのアドレスを公開して、アクセスおよび接続の確立ができるようにする必要があります。このクライアント アドレスは、clientBaseAddress 属性によって提供されます。ClientBaseAddress がユーザーによって明示的に設定されていない場合は、WCF (Windows Communication Foundation) によって自動的に生成されます。

<compositeDuplex clientBaseAddress="https://www.contoso.com" />

参照

リファレンス

<customBinding>
CompositeDuplexElement
CompositeDuplexBindingElement
CustomBinding

その他のリソース

Windows Communication Foundation Bindings
Extending Bindings
Custom Bindings