Share via


<debug> 要素

このトピックの対象は、既存のアプリケーションとの下位互換性のために残されているレガシ テクノロジに特定されています。新規の開発には、このトピックを適用しないでください。分散アプリケーションは、現在は Windows Communication Foundation (WCF) を使用して開発する必要があります。

アプリケーションの起動時に、構成ファイル内に指定されている型を読み込んでおくかどうかを指定します。この要素は、構成ファイルの名前が web.config であり、リモート型のホスト プロセスがインターネット インフォメーション サービス (IIS: Internet Information Services) の場合は指定できません。この要素は、アプリケーション構成ファイルとマシン構成ファイルに出現する可能性があります。

Schema Hierarchy

<configuration>
  <system.runtime.remoting> 要素
    <debug> 要素

構文

<debug  
   loadTypes="true|false" 
/>

属性と要素

以降のセクションでは、属性、子要素、および親要素について説明します。

属性

属性 説明

loadTypes

必須属性

構成ファイル内の指定に間違いがあった場合に警告が出力されるように、アプリケーションの起動時に構成ファイルに指定されているすべての型を読み込んでおくかどうかを指定します。これによって、単純な入力ミスによる、時間のかかるデバッグ作業の発生を防止できます。

子要素

なし。

親要素

要素 説明

configuration

共通言語ランタイムおよび .NET Framework アプリケーションで使用されるすべての構成ファイルのルート要素です。

system.runtime.remoting

リモート オブジェクトおよびチャネルに関する情報を指定します。

次の構成ファイルは、クライアント アプリケーションの起動時にそのファイル内に指定されている型 (この例では ServiceClass 型と TcpChannel 型) を読み込むように .NET Framework リモート処理システムに指示しています。

<configuration>
   <system.runtime.remoting>
      <application>
         <client>
            <wellknown 
               type="ServiceClass, IService"
               url="tcp://computername:8080/TcpService"
            />
         </client>
         <channels>
            <channel ref="tcp"/>
         </channels>
      </application>
      <debug loadTypes="true" />
   </system.runtime.remoting>
</configuration>

参照

リファレンス

リモート処理設定スキーマ

ビルド日:2010-02-13