TreeView Web サーバーコントロールでのツリーノードの作成

[アーティクル]
10/22/2014

更新 : 2007 年 11 月

TreeView Web サーバーコントロールでは、コントロール内で宣言的に指定される静的データ、コントロールにバインドされるデータ、TreeView コントロールに動的に追加されるデータなど、ユーザーのアクションに応じて数種類のデータを表示できます。

静的データの表示

最も単純なデータスキームは宣言静的データです。宣言構文を使用して静的データを表示するには、TreeView コントロールの子であるノードのコレクションを作成します。

次の例では、3 つのノードを含み、そのうち 2 つが子ノードを持つ TreeView コントロールのマークアップを示します。

<asp:TreeView ID="TreeView1" Runat="server">
  <Nodes>
    <asp:TreeNode Value="Parent1" Expanded="True" Text="1">
      <asp:TreeNode Value="Child1A" Text="A" />
        <asp:TreeNode Value="Child1B" Text="B" />
    </asp:TreeNode>
    <asp:TreeNode Value="Parent2" Text="2">
    </asp:TreeNode>
    <asp:TreeNode Value="Parent3" Expanded="True" Text="3">
      <asp:TreeNode Value="Child3A" Text="A">
      </asp:TreeNode>
    </asp:TreeNode>
  </Nodes>
</asp:TreeView>

データソースへのバインディング

コントロールに宣言的にバインドされているデータを表示するには、まず XmlDataSource コントロールなどの階層データソースコントロールをページに追加し、これに ID を割り当てます。次に、TreeView コントロールの DataSourceID プロパティをデータソースコントロールの ID に設定します。TreeView コントロールはデータソースに自動的にバインドでき、その値を表示できます。

メモ :
TreeView コントロールは SiteMapDataSource オブジェクトや XmlDataSource オブジェクトなどの IHierarchicalDataSource インターフェイスを実装するデータソースコントロールにバインドできます。

既定では、複数の属性を持つ XML 要素など、各データ項目が複数のプロパティを含むデータソースにバインドした場合、ノードはデータ項目の ToString メソッドによって返される値を表示します。XML 要素の場合、ノードは要素名を表示します。このスキーマは、ツリーの基になる構造体を示しますが、それ以外の目的ではそれほど有用ではありません。DataBindings コレクションを使用してツリーノードのバインディングを指定することによって、ノードを特定のデータ項目プロパティにバインドできます。DataBindings コレクションは、データ項目とそのバインド先のノードとの関係を定義する TreeNodeBinding オブジェクトを含みます。バインディングの基準、およびノードに表示するデータ項目プロパティを指定できます。ツリーノードバインディングの詳細については、「TreeNodeBinding」を参照してください。

メモ :
また、TreeView コントロールには、手動によるデータバインディングのための DataSource プロパティと DataBind メソッドも用意されています。

データの動的な表示

データ構造を静的に定義することは実用的ではないことがあります。データは実行時に収集する情報によって異なることがあるためです。TreeView コントロールの Nodes コレクションにある TreeNode オブジェクトをサーバー側のコードからプログラムで設定することも、TreeView コントロールの PopulateOnDemand 機能を利用して、親ノードがクライアントで展開されるときにノードを動的に設定することもできます。詳細については、「TreeView Web サーバーコントロールへのデータのバインディング」を参照してください。