TreeView Web サーバー コントロールへのデータのバインディング
更新 : 2007 年 11 月
ASP.NET TreeView コントロールを使用すると、IHierarchicalDataSource インターフェイス (XmlDataSource クラスや SiteMapDataSource クラスなど) をサポートするデータ ソースへのバインドを簡単に行うことができます。また、Text プロパティ、Value プロパティ、およびその他の TreeNode プロパティに、データ ソースのどのフィールドを使用するかを完全に制御できます。
詳細については、「TreeView Web サーバー コントロールの概要」を参照してください。
XML ファイルへのバインディング
TreeView コントロールは、XmlDataSource コントロールを使用することによって XML ファイルへの宣言型バインディングをサポートします。TreeView コントロールを XML ファイルにバインドするには、XML ファイルを表す XmlDataSource コントロールを作成した後、その XmlDataSource を TreeView コントロールに割り当てます。また、次のような手法を使用して、どのデータをどのように TreeView コントロールにバインドするかを制御できます。
データ ソースが XML ファイルのときは、XML ファイルをコントロールにバインドする前に XML 変換を実行してデータを変更します。詳細については、「XSLT 変換」を参照してください。
XML ファイル内のどのフィールドが TreeNode プロパティ (Text プロパティ、Value プロパティ、href プロパティなど) に設定されるかを制御するカスタム DataBindings プロパティを作成します。詳細については、「TreeView Web サーバー コントロールの外観と操作性のカスタマイズ」を参照してください。
XML ファイルへのバインディングの詳細については、「階層データへのバインド」を参照してください。操作手順の例については、「チュートリアル : TreeView コントロールでの階層データの表示」を参照してください。
サイト マップへのバインディング
TreeView コントロールは、SiteMapDataSource コントロールを使用することによって、サイト マップ ファイルへの宣言型バインディングをサポートします。SiteMapDataSource コントロールのインスタンスにバインドする場合、各 SiteMapNode の Title プロパティおよび Url プロパティは、TreeView コントロール内の各 TreeNode オブジェクトの Text プロパティおよび href プロパティに、自動的に関連付けられます。したがって、カスタム データ バインディングを作成する必要はありません。サイト マップへの TreeView コントロールのバインディングの詳細と例については、「TreeView」を参照してください。
オン デマンドのノード設定
オン デマンド設定機能を使用すると、TreeView コントロールが最初に表示されるときに、ノードにデータが設定されないように指定できます。代わりに、ユーザーがノードをクリックしたときに、TreeNode コントロールが子ノードのデータを要求します。TreeNode コントロールの PopulateOnDemand プロパティが true に設定されている場合、ユーザーがノードをクリックして拡張すると TreeNodePopulate イベントが発生します。TreeNodePopulate イベントが発生するときに動的にデータを取得するイベント ハンドラを作成できます。このにより、必要に応じてツリー データを取得できます。詳細については、「ASP.NET Web ページのサーバー イベント処理」を参照してください。
非宣言型データ バインディング
DataSourceControl から派生するクラスを使用して宣言的に TreeView コントロールにデータをバインドする以外に、TreeView コントロールには、データ バインディングのために DataSource プロパティと DataBind メソッドが用意されています。
参照
概念
TreeView Web サーバー コントロールの選択ボックス、ナビゲーション ボックス、およびチェック ボックス