glimport
更新 : 2007 年 11 月
glimport コマンドは、グローバル リストを XML ファイルから Team Foundation Server のチーム プロジェクトにインポートするために使用します。指定されたチーム プロジェクトに既に存在するグローバル リストをインポートしようとすると、既存のグローバル リストを上書きするかどうかたずねる警告が表示されます。グローバル リストがまだ存在していない場合は、新しいグローバル リストが作成されます。グローバル リストの詳細については、「グローバル リスト」を参照してください。
glimport コマンド ライン ユーティリティは、チーム エクスプローラ クライアント コンピュータの DriveLetter:\Program Files\Visual Studio 9.0\Common7\IDE にあります。
必要なアクセス許可
glimport コマンドを実行するには、Team Foundation 管理者セキュリティ グループまたはプロジェクト管理者セキュリティ グループのメンバである必要があります。詳細については、「Team Foundation Server のアクセス許可」および「Team Foundation Server の既定のグループ、アクセス許可、およびロール」を参照してください。
.gif "メモ") メモ : |
|---|
管理資格情報を使ってログオンした場合であっても、Windows Server 2008 を実行中のサーバーに対してこの機能を実行するには、昇格した特権でコマンド プロンプトを開く必要があります。昇格した特権のコマンド プロンプトを開くには、[スタート] をクリックし、[コマンド プロンプト] を右クリックして、[管理者として実行] をクリックします。詳細については、Microsoft Web サイトを参照してください。 |
glimport /f filepath /t tfs [/e encodingname]
パラメータ
パラメータ |
説明 |
|---|---|
/ffilepath |
インポートするグローバル リスト XML 定義ファイルへのパス。 メモ :
Windows Vista を実行している場合、アクセス権を持たないフォルダが存在する可能性があります。アクセス権のない場所にグローバル リストをエクスポートしようとすると、レジストリ仮想化テクノロジが、自動的にエクスポートされたファイルをリダイレクトし、仮想ストアに保存します。詳細については、https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=92325 および https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=92323 を参照してください。このリダイレクトが行われないようにするには、アクセス権のある場所にファイルをエクスポートします。
|
/ttfs |
グローバル リストのインポート元の Team Foundation サーバーのコンピュータ名。または、Team Foundation サーバーの完全な URL。 |
/eencodingname |
.NET Framework 2.0 のエンコーディング形式の名前。指定したエンコーディングを使用して、グローバル リストの XML をインポートします。既定では、この引数を指定しない場合、glimport は UTF-8 エンコーディングを使用します。 |
/? |
glimport のコンテキスト ヘルプを表示します。 |
例
次の例では、mygloballists.xml という名前のファイルを読み取り、AdventureWorksServer という名前の Team Foundation サーバーにインポートします。この例は、既定の UTF-8 エンコーディングを使用してグローバル リストをインポートします。
>glimport /f mygloballists.xml /t AdventureWorksServer
次の例では、Team Foundation サーバー名ではなく URL を使用する方法を示します。この例のコマンドは、既定の UTF-8 エンコーディングおよび既定の 8080 ポート構成を使用してグローバル リストをインポートします。
>glimport /f mygloballists.xml /t http://TFS:8080
Unicode (UTF-7) エンコーディングを使用してグローバル リストをインポートする例を次に示します。
>glimport /f mygloballists.xml /t AdventureWorksServer /e utf-7