ReportViewer コントロール (Visual Studio)

Microsoft Visual Studio 2013 には、レポートのデザイン機能と ReportViewer コントロールが含まれており、完全な機能を持つレポートをカスタム アプリケーションに追加できるようになっています。 レポートには、表形式データ、集計データ、および多次元データを含めることができます。 ReportViewer コントロールは、アプリケーションでレポートを処理および表示する目的で提供されています。

ReportViewer コントロールを使用して詳細レポートを作成する方法の例については、「ReportViewer を使用してパラメーターを含む詳細 (RDLC) レポートを作成する (SSRS チュートリアル)」を参照してください。

コントロールには 2 つのバージョンがあります。 ReportViewer Web サーバー コントロールは、ASP.NET AJAX プロジェクトのレポートをホストするために使用される ASP.NET AJAX コントロールです。 ReportViewer Windows フォーム コントロールは、Windows アプリケーション プロジェクトのレポートをホストするために使用します。

どちらのコントロールも、ローカル処理モードまたはリモート処理モードで実行するように構成できます。 処理モードの構成方法は、デザインから配置に至るまでのレポートに関するすべての局面に影響を与えます。

  • ローカル処理モードは、クライアント アプリケーション内の ReportViewer コントロールによって実行されるレポート処理を指します。 すべてのレポート処理は、アプリケーションによって提供されるデータを使用してローカル プロセスとして実行されます。 ローカル処理モードで使用するレポートを作成するには、Visual Studio のレポート プロジェクト テンプレートを使用します。 詳細については、「ローカル処理のための ReportViewer の構成」を参照してください。

  • リモート処理モードとは、 以上の Reporting Services レポート サーバーによって実行されるレポート処理を指しますSQL Server 2008。 リモート処理モードでは、ReportViewer コントロールはビューアーとして使用され、Reporting Services レポート サーバーで処理されたレポートを表示します。 データの取得からレポートの処理に至るまでのすべての処理は、レポート サーバーで実行されます。 リモート処理モードを使用するには、ライセンス供与された SQL Server 2008 以上が必要です。 詳細については、「リモート処理用の ReportViewer の構成」を参照してください。

アプリケーションで ReportViewer コントロールを使用するには、プロジェクト フォームまたは Web ページへのコントロールの追加、ローカル レポート定義またはサーバー レポートを使用するためのコントロールの構成、データ ソースの参照の更新、およびアプリケーションでのレポートとコントロールのテストと配置の方法について理解している必要があります。 これらの主要な手順を学ぶために、チュートリアルが用意されています。 詳細については、「サンプルとチュートリアル」を参照してください。

Visual Studio の ReportViewer コントロールを使用して Microsoft Azure の Web サイトを構築する方法の詳細については、「Azure でホストされている Web サイトで ReportViewer を使用する」を参照してください。

このセクションの内容

用語

定義

ReportViewer Web サーバーおよび Windows フォーム コントロール

ReportViewer コントロールの機能、および Web サーバー コントロールと Windows フォーム コントロールの違いについて説明します。

ReportViewer コントロールの追加と設定

コントロールやレポートをアプリケーションに追加し、ローカルまたはリモートの処理を実行するようにコントロールを構成し、コントロールのプロパティを設定する方法について説明します。 このセクションでは、レポートのナビゲーション、検索、エクスポート、印刷などの ReportViewer の実行時機能についても説明します。

クライアント レポート定義 (.rdlc) ファイルの作成

ローカル処理モードで実行されるレポートの作成方法について説明します。

レポートと ReportViewer コントロールの配置

ReportViewer の配置手順と要件について説明します。

サンプルとチュートリアル

さまざまなシナリオでレポートを作成し、コントロールを構成する方法について、手順に沿って説明します。

ReportViewer コントロール プログラミング リファレンス

ReportViewer Windows フォームおよび Web サーバー コントロールのマネージ API リファレンスに加えて、Web サーバー コントロールのクライアント側 API リファレンスが含まれます。

ReportViewer Web サーバー コントロールには、Microsoft AJAX Library に基づく一連のクライアント側 API が用意されています。 このクライアント側 API によって、ReportViewer ユーザー インターフェイスの動作をより細かく制御することができます。

参照

概念

ローカル処理のための ReportViewer の構成

リモート処理用の ReportViewer の構成