[データソースの構成 - SqlDataSource] ダイアログボックス

[アーティクル]
09/30/2008

更新 : 2007 年 11 月

データバインディングをサポートする ASP.NET Web サーバーコントロールにリレーショナルデータを表示する場合、[データソースの構成 - SqlDataSource] ダイアログボックスを使用して SQL データソースを構成できます。ダイアログボックスのタイトルは、データソースコントロールの ID に応じて変更されます。

リレーショナルデータには、Microsoft SQL Server データベース、Oracle データベース、OLE DB データソース、ODBC (Open Database Connectivity) データソースなどがあります。

セキュリティに関するメモ :
可能な場合には、明示的なユーザー名とパスワードを使用する代わりに Windows 統合セキュリティを使用して、SQL Server のインスタンスに接続します。これにより、接続文字列の安全性が損なわれたり、ユーザー ID とパスワードが公開されたりする可能性を回避できます。詳細については、「データアクセスのセキュリティ保護」の「データソースへのアクセスのセキュリティ保護」のセクションを参照してください。

可能な場合には、明示的なユーザー名とパスワードを使用する代わりに Windows 統合セキュリティを使用して、SQL Server のインスタンスに接続します。これにより、接続文字列の安全性が損なわれたり、ユーザー ID とパスワードが公開されたりする可能性を回避できます。詳細については、「データアクセスのセキュリティ保護」の「データソースへのアクセスのセキュリティ保護」のセクションを参照してください。

データバインディングをサポートする Web サーバーコントロールは次のとおりです (ただし、これらに限定されるわけではありません)。

BulletedList	DetailsView	GridView	RadioButtonList
CheckBoxList	DropDownList	ListBox	Repeater
DataList	FormView	Menu	TreeView

ASP.NET Web サーバーコントロールからこのダイアログボックスを表示するには

Visual Web Developer で ASPX ページを開きます。
デザインビューに切り替えます。
ツールボックスから、前述のリストのコントロールのいずれかをページにドラッグします。たとえば、ツールボックスの [標準] グループから、GridView コントロールをページにドラッグします。
コントロールを右クリックし、[スマートタグの表示] をクリックします。

表示されたタスクウィンドウで、[データソースの選択] ドロップダウンリストの [<新しいデータソース...>] をクリックします。

メモ :
一部のコントロールでは、[データソースの選択] だけをクリックできます。これをクリックしてから、[データソースの選択] ドロップダウンリストの [<新しいデータソース...>] をクリックします。

データソース構成ウィザードが開きます。

[アプリケーションがデータを取得する場所] の [データベース] をクリックします。
[データソースに ID を指定します] ボックスにデータソース ID を入力します。

既定の ID は SqlDataSource1 です。
[OK] をクリックします。

SqlDataSource コントロールがページに自動的に作成され、[データソースの構成 - SqlDataSource1] ウィンドウが開きます。

SqlDataSource コントロールからこのダイアログボックスを直接表示するには

Visual Web Developer で ASPX ページを開きます。
デザインビューに切り替えます。
ツールボックスの [データ] グループから、SqlDataSource コントロールをページにドラッグします。
タスクウィンドウで、[データソースの構成] をクリックします。

[データソースの構成 - SqlDataSource1] ウィンドウが表示されます。

SqlDataSource コントロールを設定したら、[データソースの選択] ドロップダウンリストまたは Web サーバーコントロールの DataSourceID プロパティでデータソース ID を指定することにより、上記のリストのどの Web サーバーコントロールにもバインドできます。

データバインディングの詳細については、「ASP.NET データアクセスの概要」またはタスクを対象とした次のトピックを参照してください。

処理手順

方法 : SqlDataSource コントロールを使用して SQL Server データベースに接続する (Visual Studio)

方法 : SqlDataSource コントロールを使用して Access データベースに接続する (Visual Studio)

方法 : SqlDataSource コントロールを使用して ODBC データベースに接続する (Visual Studio)

方法 : SqlDataSource コントロールを使用して Oracle データベースに接続する (Visual Studio)

方法 : Visual Studio でテンプレートコントロールにデータをバインドする

方法 : データソースコントロールを使用するときに接続文字列をセキュリティ保護する

方法 : テンプレートコントロールにデータを連結する

UI 要素

[アプリケーションがデータベースへの接続に使用するデータ接続]
この要素は、ウィザードの [データ接続の選択] ステップで表示されます。

データベースで使用する接続を指定します。既存の接続またはデータベースの一覧から選択できます。また、[新しい接続] をクリックして、データソースの選択ウィザードを開くこともできます。

データソースの選択ウィザードでは、データソースの種類とプロバイダを選択し、[接続の追加] ウィンドウで接続文字列を作成できます。また、格納された接続文字列を Web.config ファイルに保存することもできます。

セキュリティに関するメモ :
接続文字列をページに格納したり、Web.config ファイルにプレーンテキストとして格納したりしないでください。詳細については、「データアクセスのセキュリティ保護」の「接続文字列」のセクションを参照してください。

[データベースからデータをどうやって取得しますか?]
この要素は、ウィザードの [Select ステートメントの構成] ステップで表示されます。

データベースからデータを取得するときに使用する Select ステートメントを指定します。次のオプションから選択できます。
- [カスタム SQL ステートメントまたはストアドプロシージャを指定する]
  
  Web サイトに構成済みのステートメントがある場合は、[次へ] をクリックしてカスタムの SQL ステートメントを作成するか、ストアドプロシージャを選択します。[クエリビルダ] ボタンは、SELECT ステートメントを作成するためのユーザーインターフェイスを提供します。[次へ] をクリックした後、クエリをテストできます。
- [テーブルまたは表示から列を指定します]
  
  テーブル名および取得するデータの列を選択します。[Where]、[ORDER BY]、[詳細] の各ボタンを使用すると、Select ステートメントをさらに定義できます。作成した SELECT ステートメントは、[SELECT ステートメント] に表示されます。[次へ] をクリックした後、クエリをテストできます。