fatalExecutionEngineError MDA

更新 : 2007 年 11 月

fatalExecutionEngineError マネージ デバッグ アシスタント (MDA: Managed Debugging Assistant) は、共通言語ランタイム (CLR: Common Language Runtime) で致命的なエラーが検出されたときにアクティブ化されます。プロセスは終了します。

症状

予期しないプロセス終了が発生します。CLR エラーはさまざまな理由で発生する可能性があるため、その他の症状は特定できません。

原因

CLR は、致命的に破損しています。これはほとんどの場合、データ破損が原因です。データ破損は、不適切なプラットフォーム呼び出し関数を呼び出したり、CLR に無効なデータを渡すなど、さまざまな問題によって起こる場合があります。

解決策

追加の MDA を有効にすると、問題の特定に役立つ場合があります。この問題を診断するために特に役立つ可能性のある MDA を次に示します。

• invalidOverlappedToPinvoke MDA

• overlappedFreeError MDA

• pInvokeStackImbalance MDA

• gcUnmanagedToManaged MDA

• gcManagedToUnmanaged MDA

• callbackOnCollectedDelegate MDA

• reportAvOnComRelease MDA

• invalidVariant MDA

• invalidIUnknown MDA

• raceOnRCWCleanup MDA

• invalidFunctionPointerInDelegate MDA

• invalidGCHandleCookie MDA

ランタイムへの影響

この MDA は、ランタイムの動作への影響はありません。

出力

致命的なエラーの原因となった CLR 関数のアドレス、エラーの発生したスレッドの ID、およびエラー コードです。

構成

<mdaConfig>
  <assistants>
    <fatalExecutionEngineError />
  </assistants>
</mdaConfig>

参照

概念

マネージ デバッグ アシスタントによるエラーの診断

参照

PrepareMethod

Cer