デバイスへのインストールと配置 (SQL Server Compact)

Microsoft SQL Server Compact 3.5 は、Microsoft Visual Studio 2008 で作成したマネージ アプリケーションの配置時に、スマート デバイスに自動的にインストールされます。SQL Server Compact 3.5 Service Pack 1 (SP1) は Microsoft Visual Studio 2008 SP1 に付属しています。Visual C++ を使用して、Visual Studio 2008 でネイティブ アプリケーションを作成する場合は、スマート デバイスに SQL Server Compact をインストールするファイルを手動でコピーする必要があります。64 ビット配置の詳細については、「64 ビット データベース アプリケーションの管理」を参照してください。

マネージ アプリケーションを配置した場合の SQL Server Compact 3.5 のインストール

System.Data.SqlServerCe 名前空間を参照するマネージ アプリケーションをビルドし、スマート デバイスや Pocket PC エミュレータに配置すると、Visual Studio により、デバイスに Microsoft .NET Compact Framework と SQL Server Compact のクライアント コンポーネントがインストールされているかどうかが自動的に確認されます。検出されなかった場合、これらのコンポーネントは System.Data.SqlServerCe 名前空間を参照するアプリケーションを初めて配置する際に自動的にインストールされます。

スマート デバイスにアプリケーションを配置するには、Visual Studio で、[デバッグ] メニューの [デバッグ開始] をクリックします。次に、接続先スマート デバイスと Pocket PC エミュレータのどちらに配置するかを選択します。このデバイスの既定のインストール場所は \Windows です。

ネイティブ アプリケーションを配置した場合の SQL Server Compact 3.5 のインストール

SQL Server Compact 3.5 および SQL Server Compact 3.5 クエリ アナライザは、スマート デバイス プロジェクトに Visual Studio 2008 を使用している場合は自動的にインストールされます。Visual C++ を使用してネイティブ アプリケーションを開発している場合は、手動でインストールする必要があります。

次の .cab ファイルを %ProgramFiles%\Microsoft SQL Server Compact Edition\v3.5\Devices\platform\processor\ からデバイスのルート ディレクトリにコピーおよび展開して、デバイスに SQL Server Compact 3.5 および SQL Server Compact 3.5 クエリ アナライザを手動でコピーする必要があります。

  • sqlce.device_type.platform.processor.CAB
  • sqlce.dev.language.device_type.platform.processor.CAB
  • sqlce.repl.device_type.platform.processor.CAB

デバイスの [スタート] メニューには、SQL Server Compact 3.5 クエリ アナライザへのショートカットが表示されます。

SQL Server Compact 3.5 クエリ アナライザを起動するには、[スタート] メニューのアプリケーション名をクリックするか、またはデバイス上のアイコンをタップします。

参照

処理手順

クエリ アナライザをインストールする方法 (SQL Server Compact)
デバイスに SQL Server Compact をインストールする方法

概念

開発環境のインストール

その他のリソース

SQL Server Compact クエリ アナライザ

ヘルプおよび情報

サポートについて (SQL Server Compact 3.5 Service Pack 1)