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Reporting Services でサポートされるデータ ソース

更新 : 2008 年 11 月 17 日

Reporting Services でレポート データをデータ ソースから取得する処理は、データ処理拡張機能を使用するモジュール式の拡張可能なデータ レイヤを通して行われます。レポート データをデータ ソースから取得するには、対象となるデータ ソースの種類 (データ ソースで動作しているバージョンのソフトウェア) およびデータ ソース プラットフォーム (32 ビット、64 ビット x64、または 64 ビット Itanium) がどちらもサポートされているデータ処理拡張機能を選択する必要があります。

Reporting Services を配置すると、レポート作成クライアントおよびレポート サーバーの両方で、さまざまな種類のデータ ソースへのアクセスを提供する Reporting Services データ処理拡張機能のセットが自動的にインストールされ、登録されます。さらに、システム管理者資格情報を持つユーザーであれば、カスタム データ処理拡張機能および標準の Microsoft .NET Framework データ プロバイダをインストールおよび登録することができます。レポートの処理や表示を行うには、データ処理拡張機能およびデータ プロバイダをレポート サーバーにインストールし登録する必要があります。レポートをプレビューするには、データ処理拡張機能およびデータ プロバイダをレポート作成クライアントにインストールし登録する必要があります。データ処理拡張機能およびデータ プロバイダは、インストールされているプラットフォームに対してネイティブにコンパイルされている必要があります。

Microsoft ダウンロード センターおよびサードパーティのサイトには、ダウンロードとしてサードパーティの標準 .NET Framework データ プロバイダが多数用意されています。また、SQL Server Reporting Services パブリック フォーラムで、サードパーティ データ プロバイダに関する情報を検索することもできます。

ms159219.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
標準 .NET Framework データ プロバイダは、Reporting Services データ処理機能拡張により提供される機能をすべてサポートするわけではありません。また、一部の OLE DB データ プロバイダは、レポートを作成およびプレビューすることができますが、レポート サーバーでパブリッシュされたレポートをサポートするようには設計されていません。たとえば、Microsoft OLE DB Provider for Jet の場合、レポート サーバーでの使用はサポートされていません。

カスタムのデータ処理拡張機能の詳細については、「データ処理拡張機能の実装」を参照してください。標準 .NET Framework データ プロバイダの詳細については、System.Data 名前空間のセクションを参照してください。データ処理拡張機能とデータ プロバイダの相違については、「データ処理拡張機能と標準 .NET データ プロバイダの相違点」を参照してください。

レポートが処理されると、各レポート データセットはバインド先のデータ ソースからデータを取得します。データセットごとに、1 つのデータ ソースに対して可能なクエリは 1 つのみです。レポート パラメータをレポート データセット内の列にバインドすることもできます。レポート データセットから取得するデータは、特定の規則を満たしている必要があります。詳細については、「レポート データ ソースから取得するデータの一般特性」を参照してください。

レポート デザイナでレポート データセットを操作する際には、データ ソースの種類を選択します。各データ ソースの種類にはクエリ デザイナが関連付けられています。レポート デザイナのデータ ビューでこのクエリ デザイナが自動的に開くので、レポート データセットに対するクエリはここで作成または編集できます。データ処理拡張機能に関連付けられているクエリ デザイナによって、どんなクエリを作成してデータ ソースに送信できるかが異なる場合があります。詳細については、「Reporting Services でサポートされるデータ ソース」を参照してください。

レポート データ ソースに対するプラットフォームのサポート

Reporting Services の配置で使用できるデータ ソースは、SQL Server のエディション、Reporting Services のバージョン、およびプラットフォームによって異なります。このトピックでは、サポートされるデータ ソースに関する情報をバージョンおよびプラットフォームごとに表に示します。エディションごとの機能の詳細については、「SQL Server 2005 の各エディションがサポートする機能」を参照してください。

Reporting Services データ ソースに関するプラットフォームの考慮事項は、レポート作成クライアントの場合とレポート サーバーの場合で異なります。

レポート作成クライアント

SQL Server Business Intelligence Development Studio は 32 ビット アプリケーションです。BIDS は、Itanium ベースのプラットフォームではサポートされません。x64 プラットフォームでは、レポート デザイナでレポートをプレビューするために、32 ビットのデータ プロバイダを (x86) プラットフォーム ディレクトリにインストールしておく必要があります。

レポート サーバー

レポートを 64 ビットのレポート サーバー (x86 または Itanium) に配置する場合は、そのレポート サーバーに、ネイティブでコンパイル済みの 64 ビット データ プロバイダがインストールされている必要があります。64 ビット インターフェイスによる 32 ビット データ プロバイダのラップはサポートされていません。詳細については、データ プロバイダのマニュアルを参照してください。

サポートされるデータ ソース

次の表は、レポート データセットおよびレポート モデルのデータを取得するときに使用できる、Microsoft データ処理拡張機能およびデータ プロバイダを示しています。拡張機能またはデータ プロバイダの詳細を参照する場合は、2 番目の列のリンクをクリックしてください。以下に、表の列の説明を示します。

  • レポート データのソース : アクセス先のデータの種類 (リレーショナル データベース、多次元データベース、フラット ファイル、XML など)。この列を参照すると、Reporting Services でレポート用に使用できるデータの種類がわかります。
  • Reporting Services データ ソースの種類 : Reporting Services でデータ ソースを定義するときにドロップダウン リストに表示されるデータ ソースの種類のうちの 1 つ。このリストには、インストールおよび登録されたデータ処理拡張機能とデータ プロバイダから取得した値が設定されます。この列を参照すると、レポート データ ソースを作成するときにドロップダウン リストから選択すべきデータ ソースの種類がわかります。
  • データ拡張機能/データ プロバイダの名前 : 選択された Reporting Services のデータ ソースの種類に対応する Reporting Services データ処理拡張機能または他のデータ プロバイダ。この列では、データ ソースの種類を選択したときに、どのデータ処理拡張機能またはデータ プロバイダが使用されるかを識別できます。
  • 基になるデータ プロバイダのバージョン (オプション) : 一部の種類のデータ ソースでは、複数のデータ プロバイダがサポートされます。たとえば、同じプロバイダに異なるバージョンが存在する場合や、特定の種類のデータ プロバイダとして複数のサードパーティによる実装が存在する場合があります。プロバイダ名は、データ ソースを構成した後の接続文字列に含まれることがよくあります。この列では、データ ソースの種類を選択した後に、[接続プロパティ] ダイアログ ボックスで選択すべきデータ プロバイダを識別できます。
  • データ ソース <platform> : 対象データ ソースのデータ処理拡張機能またはデータ プロバイダによりサポートされるデータ ソースのプロパティ。この列では、プラットフォームの種類に応じて、データ ソースからデータを取得できるデータ処理拡張機能またはプロバイダを識別できます。
  • データ ソースのバージョン : DPE または DP によりサポートされる対象データ ソースのバージョン。この列では、対象となるバージョンのデータ ソースからデータを取得できるデータ処理拡張機能またはプロバイダを識別できます。
  • RS <platform> : カスタムの DPE または DP をインストールできる、レポート サーバーおよびレポート作成クライアントのプラットフォーム。組み込みの Reporting Services データ処理拡張機能は、インストールされた Reporting Services に含まれています。カスタムのデータ処理拡張機能または .NET Framework データ プロバイダは、特定のプラットフォーム用にネイティブにコンパイルする必要があります。この列では、対象となる種類のプラットフォームにインストールできるデータ処理拡張機能またはプロバイダを識別できます。
データ ソースの種類
レポート データの ソース Reporting Services データ ソースの種類 データ処理拡張機能/データ プロバイダの名前 基になるデータ プロバイダのバージョン (オプション) データ ソース プラットフォーム x86 データ ソース プラットフォーム x64 データ ソース プラットフォーム ia64 データ ソースのバージョン RS プラットフォーム x86 RS プラットフォーム x64 RS プラットフォーム ia64

SQL Server リレーショナル データベース

Microsoft SQL Server

組み込みの Reporting Services データ処理拡張機能

System.Data.SqlClient を拡張

SQL Server 2005

SQL Server 2000

SQL Server 7.0

SQL Server リレーショナル データベース

OLEDB

組み込みの Reporting Services データ処理拡張機能

System.Data.OledbClient を拡張

SQL Server 2005

SQL Server 2000

SQL Server 7.0

SQL Server リレーショナル データベース

ODBC

組み込みの Reporting Services データ処理拡張機能

System.Data.OdbcClient を拡張

SQL Server 2005

SQL Server 2000

SQL Server 7.0

Analysis Services 多次元データベース

Microsoft SQL Server Analysis Services

組み込みの Reporting Services データ処理拡張機能

ADOMD.NET を使用

SQL Server 2005 Analysis Services

Analysis Services 多次元データベース

Microsoft SQL Server Analysis Services

組み込みの Reporting Services データ処理拡張機能

ADOMD.NET を使用

不可

不可

SQL Server 2000 Analysis Services

不可

Analysis Services 多次元データベース

OLEDB

組み込みの Reporting Services データ処理拡張機能

System.Data.OledbClient を拡張

Version 9.0

SQL Server 2005 Analysis Services

Analysis Services 多次元データベース

OLEDB

組み込みの Reporting Services データ処理拡張機能

System.Data.OledbClient を拡張

Version 8.0

不可

SQL Server 2000 Analysis Services

不可

XML

XML

組み込みの Reporting Services データ処理拡張機能

XML データ ソースにはプラットフォーム依存関係がありません。

 

 

 

XML Web サービス またはドキュメント

レポート サーバー モデル

レポート モデル

パブリッシュされた SMDL ファイル用の、組み込みの Reporting Services データ処理拡張機能

モデルのデータ ソースには組み込みのデータ処理拡張機能が使用されます。

Oracle には、Oracle クライアント コンポーネントが必要です。

Teradata には、.NET Framework Data Provider for Teradata 12.00.00.01 が必要です。

プラットフォームのサポートについては、Teradata のマニュアルを参照してください。

モデルの作成は以下から可能です。

SQL Server 2005

SQL Server 2000

SQL Server 2005 Analysis Services

Oracle 9.2.0.3 以降

Teradata データベース バージョン 12.0 または 6.20

SAP リレーショナル データベース

SAP

(組み込みではない)

Reporting Services データ処理拡張機能

SQL Server 2005 Feature Pack ダウンロード サイトからインストールします。

プラットフォームのサポートについては、SAP のマニュアルを参照してください。

mySAP Business Suite

SAP 多次元データベース

Sap BI NetWeaver

組み込みの Reporting Services データ処理拡張機能 (SP1)

プラットフォームのサポートについては、SAP のマニュアルを参照してください。

SAP BI NetWeaver

Hyperion Essbase

Hyperion Essbase

組み込みの Reporting Services データ処理拡張機能 (SP2)

プラットフォームのサポートについては、Hyperion のマニュアルを参照してください。

Hyperion Essbase

Oracle リレーショナル データベース

Oracle

組み込みの Reporting Services データ処理拡張機能

System.Data.OracleClient を拡張

Oracle クライアント コンポーネントが必要です。

Oracle

10g

9

8.1.7

Oracle リレーショナル データベース

OLEDB の一部

(組み込み)

OLE DB for Oracle

MSDAORA

downloads.microsoft.com からの MDAC の一部。

Oracle クライアント コンポーネントが必要です。

プラットフォームのサポートについては、Oracle のマニュアルを参照してください。

MDAC のバージョンによって異なります。

詳細については、https://support.microsoft.com で "Oracle" を検索してください。

DB2 リレーショナル データベース

登録済みのカスタマイズされたデータ拡張機能名

Microsoft OLE DB Provider for DB2

SQL Server 2005 Feature Pack ダウンロード サイトからインストールします。

プラットフォームのサポートについては、HI Server のマニュアルを参照してください。

不可

DB2 リレーショナル データベース

登録済みのカスタマイズされたデータ拡張機能名

2004 Host Integration Server

HI Server のマニュアルを参照してください。

不可

汎用 OLE DB データ ソース

OLEDB

組み込みの Reporting Services データ処理拡張機能

OLE DB をサポートする任意のデータ ソース。

プラットフォームのサポートについては、データ ソースのマニュアルを参照してください。

OLE DB をサポートする任意のデータ ソース。詳細については、「注意」を参照してください。

汎用 ODBC データ ソース

ODBC

組み込みの Reporting Services データ処理拡張機能

OLE DB をサポートする任意のデータ ソース。

プラットフォームのサポートについては、データ ソースのマニュアルを参照してください。

ODBC をサポートする任意のデータ ソース。詳細については、「注意」を参照してください。

サードパーティの標準 .NET Framework データ プロバイダは多数あります。詳細については、サードパーティの Web サイトまたはフォーラムを検索してください。

カスタム データ処理拡張機能または標準 .NET Framework データ プロバイダをインストールおよび登録するには、データ プロバイダ リファレンス ドキュメントを参照する必要があります。詳細については、「標準 .NET Framework データ プロバイダを登録する方法」を参照してください。

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Reporting Services データ処理拡張機能

次のデータ処理拡張機能は、Reporting Services と一緒に自動的にインストールされます。詳細を確認する場合、およびインストールを検証する場合は、「RSReportDesigner 構成ファイル」および「RSReportServer 構成ファイル」を参照してください。

Microsoft SQL Server データ処理拡張機能

データ ソースの種類 Microsoft SQL Server は、.NET Framework Data Provider for SQL Server をラップし、拡張したものです。このデータ処理拡張機能は、x86、x64、および Itanium ベースのプラットフォーム用にネイティブでコンパイルされ、これらのプラットフォームで動作します。この拡張機能を使用すると、以下のバージョンの SQL Server インスタンスのデータベースに接続してデータを取得できます。

  • x86、x64、および Itanium ベースのプラットフォームで動作する SQL Server 2005
  • x86、x64、および Itanium ベースのプラットフォームで動作する SQL Server 2000
  • x86 で動作する SQL Server 7

レポート データセットを作成する際にこの拡張機能を選択すると、Visual Database Tools デザイナが開き、このデータ ソースに対する Transact-SQL クエリを作成できます。クエリ デザイナをグラフィカル モードで使用すると、クエリが分析され、再作成される場合があります。クエリに使用する Transact-SQL を制御するには、汎用クエリ デザイナを使用します。この拡張機能のレポート データセットの作成の詳細については、「レポートのデータセットの定義 (SQL Server リレーショナル データベース)」を参照してください。関連付けられているクエリ デザイナの詳細については、「クエリおよびビュー デザイナ ツール (Visual Database Tools)」および「SQL Server クエリ デザイナのユーザー インターフェイス」を参照してください。

Microsoft SQL Server データ処理拡張機能では、複数値パラメータがサポートされます。

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Microsoft SQL Server Analysis Services データ処理拡張機能

データ ソースの種類に [Microsoft SQL Server Analysis Services] を選択した場合は、.NET Framework Data Provider for Microsoft Analysis Services を拡張した Reporting Services データ処理拡張機能が選択されます。このデータ処理拡張機能は、x86、x64、および Itanium ベースのプラットフォーム用にネイティブでコンパイルされ、これらのプラットフォームで動作します。

このデータ プロバイダは、ADOMD.NET オブジェクト モデルを使用して、XML for Analysis (XMLA) Version 1.1 を使用したクエリを作成します。結果はフラット化された行セットとして返されます。この拡張機能のレポート データセットの作成の詳細については、「レポート データセットの定義 (Analysis Services の多次元データおよびデータ マイニング予測データ)」を参照してください。XMLA の詳細については、「XML for Analysis の概要 (XMLA)」を参照してください。関連付けられている MDX 用クエリ デザイナの詳細については、「Analysis Services の MDX クエリ デザイナのユーザー インターフェイス」を参照してください。関連付けられている DMX 用クエリ デザイナの詳細については、「Analysis Services の DMX クエリ デザイナのユーザー インターフェイス」を参照してください。

Analysis Services データ ソースに接続する場合、Microsoft SQL Server Analysis Services データ処理拡張機能では、複数値パラメータがサポートされ、セルおよびメンバのプロパティが Reporting Services でサポートされる拡張プロパティにマップされます。拡張プロパティの詳細については、「Analysis Services データベースに対する拡張フィールド プロパティの使用」を参照してください。

次の拡張機能を使用すると、SQL Server Analysis Services データベースの各バージョンから多次元データにアクセスしてデータを取得できます。

  • x86、x64、および Itanium ベースのプラットフォームで動作する SQL Server 2005 Analysis Services

SQL Server 2000 Analysis Services

SQL Server 2000 Analysis Services データ ソースに接続する場合、Microsoft SQL Server Analysis Services データ処理拡張機能ではクエリ パラメータがサポートされません。

この拡張機能を使用すると、SQL Server Analysis Services データベースの以下のバージョンから多次元データにアクセスしてデータを取得できます。

  • x86 および Itanium ベースのプラットフォームで動作する SQL Server 2000 Analysis Services
ms159219.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
SQL Server 2000 Analysis Services は、x64 プラットフォームで動作しません。

SQL Server 2000 Analysis Services に接続するには、XMLA SDK を Analysis Services サーバーにインストールし、XMLA SDK の場所を指している URL で HTTP プロトコルを使用する必要があります。TCP/IP はサポートされていません。詳細については、「XML for Analysis 1.1 SDK」を参照してください。

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OLE DB データ処理拡張機能

OLE DB データ処理拡張機能では、レポートで使用するデータ ソースのバージョンに基づいて、追加のデータ プロバイダ レイヤを選択する必要があります。特定のデータ プロバイダを選択しなかった場合は、既定値が使用されます。[データ ソース] または [共有データ ソース] ダイアログ ボックスで、[編集] ボタンをクリックし、[接続プロパティ] ダイアログ ボックスで特定のデータ プロバイダを選択します。

関連付けられているクエリ デザイナの詳細については、「クエリおよびビュー デザイナ ツール (Visual Database Tools)」および「SQL Server クエリ デザイナのユーザー インターフェイス」を参照してください。OLE DB プロバイダに対するサポートの詳細については、Microsoft サポート技術情報の「Visual Studio .NET デザイナのツールでサポートされる OLE DB プロバイダ」を参照してください。

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OLE DB for SQL Server

データ ソースの種類に [OLE DB] を選択した場合は、.NET Framework Data Provider for OLE DB を拡張した Reporting Services データ処理拡張機能が選択されます。このデータ処理拡張機能は、x86、x64、および Itanium プラットフォーム用にネイティブでコンパイルされ、これらのプラットフォームで実行されます。この拡張機能を使用すると、以下のデータ ソースのデータに接続し、データを取得できます。

  • x86、x64、および Itanium で動作する SQL Server 2005
  • x86、x64、および Itanium で動作する SQL Server 2000
  • x86 で動作する SQL Server 7
  • x86 で動作する SQL Server 6.5 およびそれ以前のバージョン

この拡張機能のレポート データセットの作成の詳細については、「レポート データセットの定義 (その他のデータ ソース)」を参照してください。

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OLE DB for Analysis Services 9.0

Microsoft SQL Server 2005 Analysis Services に接続するには、Microsoft OLE DB Provider for Analysis Services 9.0 を選択し、データ ソースの種類に [OLE DB] を選択してから、基になるデータ プロバイダを名前で選択します。

このデータ処理拡張機能とデータ プロバイダの組み合わせは、x86、x64、および Itanium プラットフォーム用にネイティブでコンパイルされ、これらのプラットフォームで動作します。この拡張機能を使用すると、以下のデータ ソースのデータに接続し、データを取得できます。

  • x86、x64、および Itanium ベースのプラットフォームで動作する Microsoft SQL Server 2005 Analysis Services
ms159219.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
このデータ処理拡張機能では、サーバー集計、拡張フィールド プロパティの自動マッピング、およびクエリ パラメータはサポートされません。Analysis Services データ ソースのデータ プロバイダとしては、Microsoft SQL Server Analysis Services をお勧めします。

この拡張機能のレポート データセットの作成の詳細については、「レポート データセットの定義 (その他のデータ ソース)」を参照してください。

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OLE DB for Analysis Services 8.0

SQL Server 2000 Analysis Services データを取得するには、OLE DB Provider for OLAP Services 8.0 を使用します。SQL Server 2000 Analysis Services に対するクエリは、多次元式 (MDX) を使用して記述されます。

ms159219.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
このデータ処理拡張機能では、サーバー集計、拡張フィールド プロパティの自動マッピング、およびクエリ パラメータはサポートされません。Analysis Services データ ソースのデータ プロバイダとしては、Microsoft SQL Server Analysis Services をお勧めします。

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OLE DB for OLAP 7.0

OLE DB Provider for OLAP Services 7.0 はサポートされません。

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OLE DB for Oracle

データ処理拡張機能の OLE DB for Oracle では、BLOB、CLOB、NCLOB、BFILE、UROWID といった Oracle データの種類はサポートされません。

位置に依存する無名パラメータはサポートされます。この拡張機能では、名前付きパラメータはサポートされません。名前付きパラメータを使用するには、Oracle データ処理拡張機能を使用します。

Oracle をデータ ソースとして構成する方法の詳細については、「Reporting Services を使用して Oracle データ ソースの構成およびアクセスを行う方法」を参照してください。追加の権限の構成の詳細については、Microsoft サポート技術情報の「NETWORK SERVICE セキュリティ プリンシパルに権限を追加する方法」を参照してください。

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標準の OLE DB .NET Framework データ プロバイダ

OLE DB .NET Framework データ プロバイダをサポートするデータ ソースからデータを取得するには、データ ソースの種類に OLE DB を使用して、既定のデータ プロバイダを選択するか、または [接続文字列] ダイアログ ボックスでインストール済みのデータ プロバイダから選択します。

ms159219.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
レポート作成クライアントのレポートのプレビューに対応しているデータ プロバイダもありますが、すべての OLE DB データ プロバイダが、レポート サーバーでパブリッシュされたレポートをサポートするように設計されているわけではありません。

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ODBC データ処理拡張機能

データ ソースの種類に [ODBC] を選択した場合は、.NET Framework Data Provider for ODBC を拡張した Reporting Services データ処理拡張機能が選択されます。このデータ処理拡張機能は、x86、x64、および Itanium プラットフォーム用にネイティブでコンパイルされ、これらのプラットフォームで実行されます。この拡張機能を使用すると、ODBC プロバイダを持つ任意のデータ ソースのデータに接続し、データを取得できます。

ms159219.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
レポート作成クライアントのレポートのプレビューに対応しているデータ プロバイダもありますが、すべての ODBC データ プロバイダが、レポート サーバーでパブリッシュされたレポートをサポートするように設計されているわけではありません。

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標準の ODBC .NET Framework データ プロバイダ

標準の ODBC .NET Framework データ プロバイダをサポートするデータ ソースからデータを取得するには、データ ソースの種類に [ODBC] を使用して、既定のデータ プロバイダを選択するか、または [接続文字列] ダイアログ ボックスでインストール済みのデータ プロバイダから選択します。

ms159219.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
レポート作成クライアントのレポートのプレビューに対応しているデータ プロバイダもありますが、すべての ODBC データ プロバイダが、レポート サーバーでパブリッシュされたレポートをサポートするように設計されているわけではありません。

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Oracle データ処理拡張機能

データ ソースの種類に [Oracle] を選択した場合は、.NET Framework Data Provider for Oracle を拡張した Reporting Services データ処理拡張機能が選択されます。Oracle データ ソースは、Reporting Services が必要とする System.Data.OracleClient クラスをラップし、拡張したものです。Oracle データベースからレポート データを取得するには、管理者が Oracle クライアント ツールをインストールする必要があります。このデータ プロバイダでは、Oracle Client ソフトウェアとして提供される Oracle 8i Release 3 の Oracle Call Interface (OCI) が使用されます。クライアント アプリケーション バージョンは 8.1.7 以降である必要があります。これらのツールをレポート作成クライアントにインストールすると、レポートをプレビューすることができ、レポート サーバーにインストールすると、パブリッシュされたレポートを表示できます。

この拡張機能では、名前付きパラメータはサポートされません。Oracle Version 9 以降の場合、複数値パラメータがサポートされます。位置に依存する無名パラメータを使用するには、OLE DB データ処理拡張機能と Microsoft OLE DB Provider for Oracle データ プロバイダを組み合わせて使用します。Oracle をデータ ソースとして構成する方法の詳細については、「Reporting Services を使用して Oracle データ ソースの構成およびアクセスを行う方法」を参照してください。追加の権限の構成の詳細については、Microsoft サポート技術情報の「NETWORK SERVICE セキュリティ プリンシパルに権限を追加する方法」を参照してください。

複数の入力パラメータを使用してストアド プロシージャからデータを取得できますが、ストアド プロシージャから返せるのは 1 つの出力カーソルのみです。詳細については、「DataReader を使用したデータの取得」の Oracle のセクションを参照してください。

詳細については、「レポート データセットの定義 (Oracle データベースのリレーショナル データ)」を参照してください。関連付けられているクエリ デザイナの詳細については、「クエリおよびビュー デザイナ ツール (Visual Database Tools)」および「SQL Server クエリ デザイナのユーザー インターフェイス」を参照してください。

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XML データ処理拡張機能

Reporting Services には、レポート内で XML データを使用できるように、XML データ処理拡張機能が含まれています。データは、XML ドキュメントや Web サービス、または URL を使用してアクセス可能な Web ベースのアプリケーションから取得できます。接続文字列の指定方法の詳細については、「データ ソースへの接続」を参照してください。クエリの指定方法の詳細については、「レポート データセットの定義 (XML データ)」を参照してください。関連付けられているクエリ デザイナの詳細については、「SQL Server クエリ デザイナのユーザー インターフェイス」の「汎用クエリ デザイナ」を参照してください。使用例については、「チュートリアル : レポートでの XML データの使用」および「Reporting Services: XML データ ソースと Web サービス データ ソースの使用」を参照してください。

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Data Provider for mySAP Business Suite

Reporting Services は、mySAP Business Suite データ ソースからレポート データを取得できます。このデータ プロバイダをダウンロードする方法の詳細については、「Microsoft .NET Data Provider for mySAP Business Suite」および「Microsoft .NET Data Provider for mySAP Business Suite を使用するための Reporting Services の構成」を参照してください。関連付けられているクエリ デザイナの詳細については、「SQL Server クエリ デザイナのユーザー インターフェイス」の「汎用クエリ デザイナ」を参照してください。

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SAP NetWeaver Business Intelligence のデータ処理拡張機能

Reporting Services 2005 Service Pack 1 以降には、SAP NetWeaver Business Intelligence データ ソースから取得したデータをレポート内で使用するためのデータ処理拡張機能が含まれています。接続文字列の指定方法の詳細については、「データ ソースへの接続」を参照してください。クエリの指定方法の詳細については、「レポート データセットの定義 (SAP NetWeaver BI システムの多次元データ)」を参照してください。関連付けられているクエリ デザイナの詳細については、「SAP NetWeaver BI Query Designer のユーザー インターフェイス」を参照してください。詳細については、「SQL Server 2005 Reporting Services を SAP NetWeaver Business Intelligence と組み合わせて使用する方法」を参照してください。

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Hyperion Essbase Business Intelligence のデータ拡張機能

Reporting Services 2005 Service Pack 2 以降には、Hyperion Essbase データ ソースから取得したデータをレポート内で使用するためのデータ処理拡張機能が含まれています。接続文字列の指定方法の詳細については、「データ ソースへの接続」を参照してください。クエリの指定方法の詳細については、「レポート データセットの定義 (Hyperion Essbase データベースの多次元データ)」を参照してください。関連付けられているクエリ デザイナの詳細については、「Hyperion Essbase クエリ デザイナのユーザー インターフェイス」を参照してください。詳細については、「SQL Server 2005 - Reporting Services (Technet)」サイトを参照してください。

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レポート モデル データ ソース

レポート デザイナおよびレポート ビルダで作成するレポートのデータ ソースとして、SQL Server リレーショナル データベース、バージョン 9.2.0.3 以降を実行する Oracle データベース、バージョン 12.0 または 6.20 を実行する Teradata データベース、または SQL Server 2005 Analysis Services 以降の多次元キューブから生成されたレポート モデルを使用できます。レポート モデル データ ソースを選択すると、基になるデータ ソースのモデルが選択されます。データ ソースとして使用するレポート モデルは、レポート サーバーまたは SharePoint ライブラリにパブリッシュされている必要があります。モデル デザイナ、レポート マネージャ、または SQL Server Management Studio を使用してモデルを作成およびパブリッシュできます。

Teradata データベースに基づくモデルを生成するには、レポート サーバーとレポート作成クライアントに .NET Framework Data Provider for Teradata バージョン 12.00.00.01 がインストールされている必要があります。詳細については、「Teradata ベースのレポート モデル用の Reporting Services の構成」を参照してください。

レポート デザイナでのレポート モデル データ ソースの使用方法の詳細については、「レポート モデル クエリ デザイナの操作」を参照してください。レポート モデル データ ソースの使用方法の詳細については、「モデル デザイナを使用した作業」、「レポート管理ツールを使用したモデルの生成」、および「レポート モデル データ ソースを作成する方法 (レポート デザイナ)」を参照してください。

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参照

処理手順

レポート マネージャでモデルを作成する方法

概念

Reporting Services のコンポーネントの概要
レポート サーバー
モデル デザイナを使用した作業
レポート データセットの定義 (その他のデータ ソース)

その他の技術情報

ファイル共有データ処理拡張機能サンプル
SQL Server 2005 のインストールに必要なハードウェアおよびソフトウェア

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手

変更履歴

リリース 履歴

2008 年 11 月 17 日

追加内容 :
  • Reporting Services で、Teradata データベースに基づいたモデルがサポートされるという記述を追加しました。

2006 年 12 月 12 日

追加内容 :
  • 表およびプラットフォーム サポートを追加しました。
  • Reporting Services で、Oracle データ ソースに基づいたモデルがサポートされるという記述を追加しました。
  • Reporting Services で、Hyperion Essbase データ ソースがサポートされるという記述を追加しました。

2006 年 4 月 14 日

追加内容 :
  • SAP NetWeaver Business Intelligence データ ソース