Map Control の新機能

Virtual Earth Map Control バージョン 6.1 へようこそ。このページでは、バージョン 6.0 および 6.1 の新機能の概要を示します。変更されたオブジェクト、メソッド、およびプロパティの詳細な一覧については、「最新バージョンの変更点」を参照してください。

バージョン 6.1 のマップ コントロールでは、以下の領域が強化されています。

  • 精度の強化
  • 機能の追加
  • パフォーマンスの強化

精度の強化

Virtual Earth チームは、常にマップ コントロールの精度の向上に努めています。今回のリリースのマップ コントロールでは、以下の領域が強化されています。

  • ジオコーディングの強化: 最も適切で精度の高い結果を返すため、複数のジオコーダとデータセットが採用されました。VEMap.Find メソッドを使用して、これらの検索を実行できます。
  • ルーフトップ ジオコーディング: ルーフトップ レベルで特定された位置は、現在米国で利用できるジオコーディングの結果の中で最も正確です。ルーフトップ ジオコーディングは、マップ コントロールの VEMap.Find メソッドを介して利用できます。
  • プッシュピンの精度の一貫性:航空写真ビューと概観図ビューを切り替えるときにプッシュピンの精度が維持されるようになり、よりシームレスに表示できるようになりました。VEMap.SetShapesAccuracy メソッドを使用して、指定の精度を実現できます。

機能の追加

今回のリリースのマップ コントロールでは、以下の領域の機能が追加されています。

  • 印刷のサポート: VEMap.SetPrintOptions メソッドを使用して、印刷のサポートを有効にできます。
  • 逆ジオコーディング: 逆ジオコーディングでは、マップ上の特定のポイントに基づいて、場所を検索することができます。これには、VEMap.FindLocations メソッドを使用します。
  • 交通情報に基づくルート: 新しいオプションを使用すると、交通情報をルート計算に利用できます。これにより、交通量の多い時間帯に、所要時間が短いルートを調べたり、ルートの所要時間をより正確に計算したりできます。この機能を有効にするには、VERouteOptions.UseTraffic プロパティを使用します。
  • 概観図マップ スタイルでのラベル表示: 道路ラベルを重ねると、概観図マップ スタイルの有用性が高まります。このマップ スタイルを BirdseyeHybrid (概観ハイブリッド) と呼びます。これは VEMapStyle 列挙体の新しいメンバーです。
  • 徒歩経路の案内: ユーザーが徒歩でも目的地に向かうことができるように、ドライブ経路の案内ではなく徒歩経路の案内を返すことができます。徒歩経路の案内を返すには、VERouteOptions.RouteMode プロパティVERouteMode.Walking に設定します。
  • 多地点のルートの設定: 新しいメソッドを使用すると、ルート上の地点として、出発地点と到着地点だけでなくそれ以上の複数の地点を指定できます。これにより、より複雑な経路を作成できます。今回のバージョンでは、ローカライズされた道順案内も利用できます。多地点のルートを取得するには、VEMap.GetDirections メソッドを使用します。
  • シェイプの一括追加: 新しいメソッドを使用すると、高パフォーマンスを維持し、パフォーマンスの低下を防ぎながら、1 回の呼び出しで複数のプッシュピンを追加できます。複数のプッシュピンを追加するには、VEMap.AddShape メソッドを使用します。
  • シェイプ制御の強化: 他のシェイプまたはタイル オブジェクトを基準にしてシェイプ オブジェクトの表示方法を指定できるようになり、データやオブジェクトの表示の制御が強化されました。シェイプを作成するには、VEShape クラスを使用します。
  • MapCruncher (Beta): MapCruncher Beta for Microsoft Virtual Earth では、Virtual Earth Map Control を使用したアプリケーションで重ねて表示するマップを簡単に発行できます。詳細については、MapCruncher の Web ページを参照してください。
  • 3D での高度設定: 3 次元オブジェクトの高度をメートル単位で指定できるようになりました。
  • 対話型 SDK (Interactive SDK) の更新: Virtual Earth Interactive SDK の新しいバージョンが公開されました。Virtual Earth Map Control の新しい機能が実際に紹介されています。詳細については、Virtual Earth Interactive SDK の Web ページを参照してください。

パフォーマンスの強化

プッシュピンとシェイプが多数ある場合も含めて、プッシュピンとシェイプの処理速度と精度が大きく向上しました。マップのパンの速度も向上しました。