Visual SourceSafe コマンド ラインの使用
Visual SourceSafe のコマンド ライン ユーティリティ SS では、Visual SourceSafe エクスプローラで使用できるほとんどのコマンドをサポートし、またコマンド ライン専用のコマンドも一部サポートしています。コマンド ラインは、Visual SourceSafe エクスプローラを起動してメニューを使用するよりも、コマンドを入力する方がすばやく操作できると感じているプログラマによって使用されることがよくあります。SS ユーティリティの詳細については、「SS ユーティリティ」を参照してください。
SS ユーティリティとグラフィカル ユーザー インターフェイスの最も重要な相違点は、ユーザー インターフェイスでは不要な一定の設定手順がコマンド ラインでは必要になるという点です。たとえば、コマンド ラインから 2 つのファイルをマージする場合、SS ユーティリティは両方のファイルを自動的にバックアップしないため、保存していない変更を完全に失う危険性があります。これに対して、Visual SourceSafe エクスプローラでは両方のファイルのバックアップを自動的に保存するため、保存していない変更がマージの際に失われることはありません。
Visual SourceSafe コマンド ラインは、Visual SourceSafe エクスプローラにも Visual SourceSafe アドミニストレータにも用意されていないいくつかのコマンドをサポートします。たとえば、通常マイクロソフト製品サポート サービスが診断用に使用する Physical コマンドをサポートしています。
Visual SourceSafe コマンドの最も重要な用途の 1 つは、一般的な作業や反復作業を実装するバッチ処理です。コマンド ラインからのバッチ処理は、データベースの保守を行うときなど、管理者や開発者が複数の Visual SourceSafe コマンドを連続して実行する必要がある場合に特に役立ちます。
このセクションの内容
- Visual SourceSafe のコマンドについて
コマンド ライン ユーティリティ SS と、使用可能なコマンドの構文、オプション、出力、およびヘルプに関する一般情報について説明します。
- 方法 : コマンド ラインでのプロンプトを避ける
ユーザー名とパスワードの入力を求められないようにコマンド ラインを設定する方法を説明します。
- 方法 : Visual SourceSafe のバッチ ファイルまたはスクリプトを作成する
コマンド ラインのコマンドを使用してバッチ ファイルやスクリプトを作成するための一般手順について説明し、作成例を紹介します。
- 方法 : Visual SourceSafe コマンドのヘルプを表示する
コマンド ラインの使用時にコマンドに関するヘルプを表示する方法を説明します。
- 方法 : Visual SourceSafe の簡単なコマンドを実行する
コマンド ラインから基本的なコマンドを実行する方法を説明します。
- 方法 : 出力をリダイレクトする
コマンドの既定の出力場所を変更する手順を説明します。
- 方法 : コマンド ラインから Visual SourceSafe エクスプローラを起動する
SSEXP ユーティリティを使用して、コマンド ラインから Visual SourceSafe エクスプローラを起動する方法を説明します。
- 方法 : コマンド ラインからデータベースを切り替える
コマンド ラインからデータベースを切り替える手順を説明します。
関連するセクション
- コマンド ライン リファレンス
Visual SourceSafe の各コマンド、コマンドで併用できるオプションについて説明し、コマンドの使用例を紹介します。
- Visual SourceSafe の保守と最適化
Visual SourceSafe を保守し、使用環境に合うように最適化するための定義事項と手順について説明します。
- 基本的な Visual SourceSafe タスクの実行
Visual SourceSafe を使用して一般的なデータベース操作を実行する手順を説明します。