COM+ サービスを設定する属性の適用

ここでは、System.EnterpriseServices 名前空間の各デザイン時属性の既定値を示します。各属性の既定値を知ることで、コードに不要な属性を記述せずに済みます。メタデータに対する属性の役割を詳しく知りたい場合は、「属性を使用したメタデータの拡張」を参照してください。

各サービス関連属性の既定の使用情報を次に示します。

• **属性のスコープ。**属性をメソッドやクラスだけに適用するか、またはアセンブリ全体に適用するかを識別します。

• 属性未設定時の既定値。コードで属性を省略したときに COM+ によってフィールドに割り当てられる値を表示します。たとえば、クラスで JustInTimeActivationAttribute 属性を省略すると、COM+ によって既定値が False に設定されます。

• **属性設定時の既定値。**属性を適用し、属性値を省略したときに COM+ によってフィールドに割り当てられる値を表示します。クラスで JustInTimeActivationAttribute 属性を True に設定する方法を次の例で示します。

  Imports System.EnterpriseServices
  <JustInTimeActivation()> Public Class Account 
  Inherits ServicedComponent
     Shared Sub Main()
     End Sub
  End Class 
  [C#]
  using System.EnterpriseServices;
  [JustInTimeActivation]
  public class Account : ServicedComponent
  {
     static void Main() 
  {}
  }
  

  Makefile.bat

  この例を次のようにコンパイルできます。

  vbc /t:exe /r:System.EnterpriseServices.dll Demo.vb 
  [C#]
  csc /t:exe /r:System.EnterpriseServices.dll Demo.cs
  

サービス関連の属性

サービス関連の属性のスコープと、属性設定時と属性未設定時の既定値を次の表に示します。

参照

サービス コンポーネントの作成 | System.EnterpriseServices | サービス コンポーネントの概要 | サービス コンポーネントの登録 | サービス コンポーネントの例 | 利用可能な COM+ サービスの概要 | 属性を使用したメタデータの拡張 | System.EnterpriseServices