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方法 : オブジェクト、定義、および参照 (シンボル) を検索する

更新 : 2007 年 11 月

オブジェクト ブラウザでは、[オブジェクト ブラウザ] ツール バーの [<検索>] リストで検索文字列を選択または入力することにより、現在の参照スコープについて、オブジェクト ペインに表示されるシンボル名にフィルタをかけることができます。[検索] をクリックすると、現在の参照スコープを対象として、検索文字列を含むすべてのシンボル名が表示されます。たとえば、文字列 "MyObject" を使用して検索した場合、"MyObject"、"MyObjectTest"、および "CMyObject" が返されます。検索では大文字と小文字が区別されません。

[検索と置換] ウィンドウの [シンボルの検索] タブ、または [オブジェクト ブラウザ] ショートカット メニューの [すべての参照の検索] コマンドを使用してシンボルを検索することもできます。検索結果は [シンボルの検索結果] ウィンドウに表示されます。これらのウィンドウのリファレンス情報については、「[シンボルの検索] ([検索と置換] ウィンドウ)」および「[シンボルの検索結果] ウィンドウ」を参照してください。コード エディタで、コンテキスト メニューの [定義へ移動] コマンドをクリックすることによって定義を検索することもできます。

検索文字列を使用したシンボルの検索

[オブジェクト ブラウザ] ツール バーの [検索] メニューでは、[参照] メニューで選択された現在の参照スコープが使用されます。検索スコープの詳細については、「方法 : 参照スコープを表示および変更する」を参照してください。

検索文字列を使用して現在の参照スコープを検索するには

  1. [オブジェクト ブラウザ] ツール バーの [オブジェクト ブラウザ 検索] フィールドで、前回の検索文字列を選択するか、シンボル名の一部または全体を入力します。

  2. [検索] をクリックします。

    オブジェクト ペインには、指定された参照スコープに属していて、かつ、名前に検索文字列を含む項目だけが表示されます。各シンボル名について、一致した文字列が強調表示されます。

結果をクリアするには

  • [オブジェクト ブラウザ] ツール バーの [検索のクリア] ボタンをクリックします。

    オブジェクト ペインに、現在の参照スコープに存在するすべてのオブジェクトが表示されます。

[シンボルの検索] を使用したシンボルの検索

プロジェクト コードから、シンボルが定義、参照、または使用されている行を検索するには、[検索と置換] ウィンドウの [シンボルの検索] タブまたは [オブジェクト ブラウザ] ショートカット メニューの [すべての参照の検索] コマンドを使用します。

[シンボルの検索] は次の場合に役立ちます。

  • プロジェクトに存在するシンボルの定義を検索する、またはシンボルの複数の定義を検出する。

  • シンボルへの参照と、そのシンボルがコードで使用されているインスタンスを検索する。

  • 参照されたコンポーネントや外部コンポーネントのオブジェクト階層を調べ、その機能を確認する。

[シンボルの検索] がテキストの検索と異なるのは次の点です。

  • シンボルだけが対象となるように検索スコープを限定できます。

  • 定義およびシンボルへの参照 (該当する場合) が [シンボルの検索結果] ウィンドウ に表示されます。

  • ソース コードがない場合に外部コンポーネントを検索できます。

[シンボルの検索] タブを表示するには

  1. [編集] メニューの [検索と置換] をクリックします。

  2. [シンボルの検索] を選択します。

    または

  3. [検索と置換] ウィンドウが既に開いている場合は、ツール バーの左のドロップダウンにある三角形の [表示] ボタンをクリックし、[シンボルの検索] を選択します。

検索文字列と一致するシンボル名を検索するには

  1. ソース コード管理されている場合は、検索対象となるすべてのファイルをチェックアウトします。

  2. [デザイン] ビュー エディタで開いているドキュメントを [ソース] ビューに切り替えます。

  3. [編集] メニューの [検索と置換] を選択し、[シンボルの検索] を選択します。

    [検索と置換] ウィンドウが開き、[シンボルの検索] オプションが表示されます。

  4. [検索対象] ボックスの一覧から、定義済みの検索スコープを選択します。

    • [すべてのコンポーネント] - [検索する文字列] の文字列に対応する、利用可能なすべてのコンポーネントを検索します。現在のソリューションとそこで参照されているコンポーネント、.NET Framework 全体、および、[カスタム コンポーネント セットの編集] で追加したすべてのコンポーネントが対象となります。

    • [.NET Framework] - .NET Framework クラス ライブラリ全体が検索対象となります。

    • [マイ ソリューション] - 開いているソリューションで定義されているシンボル名または参照されたシンボル名が対象となります。

    または

    [カスタム コンポーネント セット] のいずれかの検索スコープを選択します。

    • [カスタム コンポーネント セット (オブジェクト ブラウザ)] - 現在オブジェクト ブラウザの [カスタム コンポーネント セット] の検索スコープに追加されているコンポーネントが検索対象となります。

    • [カスタム コンポーネント セット (シンボルの検索)] - 現在 [カスタム コンポーネント セット] の検索スコープに追加されているコンポーネントが検索対象となります。

    または

    [カスタム コンポーネント セットの編集] ダイアログ ボックス を表示して、カスタム指定した検索フォルダを選択するには、[参照 (...)] ボタンをクリックします。詳細については、「方法 : 参照スコープを表示および変更する」を参照してください。

  5. 必要に応じて [検索オプション] を設定します。次の検索オプションを選択できます。

    • [単語単位] - オンにした場合、[検索する文字列] に指定された文字列と単語単位で完全に一致するインスタンスのみが [シンボルの検索結果] ウィンドウに表示されます。たとえば、"MyObject" を検索した場合、"MyObject" は返されますが、"CMyObject" や "MyObjectC" は返されません。

    • [プレフィックス] - オンにした場合、[検索する文字列] に指定された文字列で始まるすべてのシンボル名が [シンボルの検索結果] ウィンドウに表示されます。たとえば、"MyObject" を使用して検索した場合、"MyObject"、"MyObjectTest" などが返され、"CMyObject" は返されません。

    • [部分文字列] - オンにした場合、[検索する文字列] に指定された文字列を含むすべてのシンボル名が [シンボルの検索結果] ウィンドウに表示されます。たとえば、"MyObject" を使用して検索した場合、"MyObject"、"MyObjectTest"、および "CMyObject" が返されます。

    次の指定については、上記のすべてのオプションで使用きます。

    • [大文字と小文字を区別] - オンにした場合、[検索する文字列] に指定された文字列と、内容だけでなく、大文字と小文字の区別も一致するインスタンスのみが [シンボルの検索結果] ウィンドウに表示されます。たとえば、[大文字と小文字を区別] をオンにして "MyObject" を検索した場合、"MyObject" は返されますが、"myobject" や "MYOBJECT" は返されません。
    4sadchd3.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

    [検索と置換] の各オプションはグローバルなので、次回の検索でも有効になります。詳細については、「[シンボルの検索] ([検索と置換] ウィンドウ)」を参照してください。

  6. [検索する文字列] ボックスに、検索する文字列または式を入力します。メモ   [シンボルの検索] の検索では、ワイルドカードおよび正規表現は使用できません。

  7. [すべて検索] をクリックして検索を開始します。実行中の検索をキャンセルするには、[中止] をクリックします。

    検索で見つかった項目は、[シンボルの検索結果] ウィンドウに一覧表示されます。検索結果にジャンプするには、そのエントリをダブルクリックします。

定義への移動

コード エディタのコンテキスト メニューから [定義へ移動] コマンドを実行すると、選択されたコード要素の実際の定義に移動できます。[定義へ移動] コマンドは、F12 キーを押すことによって呼び出すこともできます。

[定義へ移動] は、メンバ、型、変数、ローカルなどのコード要素でのみ使用できます。[定義へ移動] にはコンパイラの情報が使用されており、オーバーロードや型の推論が多用されていても、コード要素が定義されている実際の場所に直接移動できます。ただし、[定義へ移動] が正常に機能するためには、要素が定義されているコードに対し、Visual Studio からアクセスできることが必要です。

定義に移動するには

  • コード エディタでコード要素を右クリックし、[定義へ移動] をクリックします。

    コードが定義されている実際のモジュールにアクセスできる場合は、コード エディタに新しいタブが追加され、そのモジュールが表示されます。アクセスできない場合は、"定義に移動できません。" というエラー メッセージが表示されます。

参照

処理手順

方法 : オブジェクト ブラウザ内で移動する

参照

[シンボルの検索結果] ウィンドウ

FindSymbol コマンド

[コード定義ウィンドウ]