StrDup 関数

[アーティクル]
09/30/2008

更新 : 2007 年 11 月

指定された文字が指定された回数繰り返されている文字列型 (String) またはオブジェクト型 (Object) の値を返します。

Public Shared Function StrDup( _
   ByVal Number As Integer, _
   ByVal Character As { Char | String } _
) As String
' -or-
Public Shared Function StrDup( _
   ByVal Number As Integer, _
   ByVal Character As Object _
) As Object

パラメータ

Number
必ず指定します。オブジェクト型 (Integer) の式です。取得する文字列の長さを指定します。
Character
必ず指定します。任意の有効な Char、String、または Object 式。式の先頭文字だけが使用されます。文字が Object 型の場合、Char または String 値のいずれかを含む必要があります。

例外

例外の種類	エラー番号	条件
ArgumentException	5	Number が 0 以下の数字、または Character の型が無効。
ArgumentNullException	5	Character が Nothing。

非構造化エラー処理を使用する Visual Basic 6.0 アプリケーションをアップグレードする場合は、「エラー番号」列を参照してください(エラー番号を Number プロパティ (Err オブジェクト) と照らし合わせます)。しかし、可能な限り、このエラー処理は Visual Basic の構造化例外処理の概要で置き換えてください。

解説

この関数は、文字の繰り返しから成る文字列型 (String) の値を返します。文字列を構成する文字は、引数 Character の先頭文字です。これが Number の回数だけ複製されます。

使用例

StrDup 関数を使って、文字の繰り返しで構成される文字列を取得する例を次に示します。

Dim aString As String = "Wow! What a string!"
Dim aObject As New Object
Dim TestString As String
aObject = "This is a String contained within an Object"
' Returns "PPPPP"
TestString = StrDup(5, "P")
' Returns "WWWWWWWWWW"
TestString = StrDup(10, aString)
' Returns "TTTTTT"
TestString = CStr(StrDup(6, aObject))