方法 : リモート処理が可能な型を構築する

[アーティクル]
02/12/2011

このトピックの対象は、既存のアプリケーションとの下位互換性のために残されているレガシテクノロジに特定されています。新規の開発には、このトピックを適用しないでください。分散アプリケーションは、現在は Windows Communication Foundation (WCF) を使用して開発する必要があります。

他のアプリケーションドメインのオブジェクトがクラスのインスタンスを使用できるようにするには、クラスを MarshalByRefObject から継承する必要があります。次の手順は、別のアプリケーションドメインで実行されているオブジェクトによって作成したり、呼び出したりできる基本的なオブジェクトの作成方法を示しています。

注 :
このサンプルコードをビルドして実行する方法の詳細な説明については、「方法 : 基本的なリモート処理アプリケーションをコンパイルして実行する」を参照してください。

リモート処理が可能な型を構築するには

MarshalByRefObject クラスから派生するクラスを定義します。

   Public Class RemotableType
      Inherits MarshalByRefObject
    …
End Class

public class RemotableType : MarshalByRefObject
{
    …
}

リモート処理が可能でない型の場合と同様に、クラスのメソッドとプロパティを実装します。文字列がリスナーで表示されるように、Console.WriteLine を呼び出します。これは、後でリモートオブジェクトが呼び出されたことを示すために使用します。
```
Public Function SayHello() As String
   Console.WriteLine("RemotableType.SayHello() was called!")
   Return "Hello, world"
End Function 'StringMethod
```
```
public string SayHello(){
   Console.WriteLine("RemotableType.SayHello() was called!");
   return "Hello, world";
}
```
remoting\type という名前のディレクトリを作成し、クラスを RemotableType.cs または RemotingType.vb として新しいディレクトリに保存します。コマンドプロンプトを開き、remoting\type ディレクトリに移動して、次のコマンドを入力します。
```
vbc /t:library RemotableType.vb
```
```
csc /noconfig /t:library RemotableType.cs
```

例

' RemotableType.vb
Imports System

Public Class RemotableType
   Inherits MarshalByRefObject 
   Public Function SayHello() As String
      Console.WriteLine("RemotableType.SayHello() was called!")
      Return "Hello, world"
   End Function 
End Class

// RemotableType.cs
using System;
public class RemotableType : MarshalByRefObject
{
    public string SayHello()
    {
        Console.WriteLine("RemotableType.SayHello() was called!");
        return "Hello, world";
    }
}

参照

ビルド日:2010-02-13

方法 : リモート処理が可能な型を構築する

リモート処理が可能な型を構築するには

例

参照

処理手順

リファレンス

概念

その他のリソース

その他のリソース