Oracle TVF サンプルの Readme
[このトピックはプレリリース版のドキュメントであり、今後のリリースでは変更される場合があります。空のトピックがプレースホルダーとして含まれています。ご注意 : マイクロソフトでは、より多くのコンテンツを日本語で提供できるよう、機械翻訳などの方法によってローカライズされたドキュメントを提供する場合があります。このプレリリース版の一部のコンテンツはそのような方法によってローカライズされたものです。私たちマイクロソフトは、このような方法でローカライズされたものが必ずしも最適ではなく、語彙、構文、文法における誤りを含む可能性を認識しています。このコンテンツの最終版は、従来の方法によるローカライズで行われ、その品質は旧版と同等のものになります。]
このサンプルは、SQL Server 2005 および SQL Server 2008 でのみ動作します。SQL Server 2005 より前のバージョンでは動作しません。
企業のシナリオによっては、他のデータベース管理システムに含まれているデータと Microsoft SQL Server に格納されているデータを統合すると便利な場合があります。このサンプルでは、Oracle のマネージ コード インターフェイスを呼び出して、任意の Oracle クエリの結果を SQL Server のテーブル値関数として公開する方法を示します。この方法では、SQL Server で比較的単純な SELECT ステートメントを実行することによって、Oracle と SQL Server の両方のデータを簡単に結合できます。
このサンプルには、GetDataFromOracle
テーブル値関数が含まれています。この関数は Oracle マネージ プロバイダを使用して Oracle データベースに対して任意の Oracle クエリを実行し、結果を表形式で返します。
インストール ディレクトリ : C:\Program Files\Microsoft SQL Server\100\Samples\Engine\Programmability\CLR\OracleTVF\
SQL Server のサンプルやサンプル データベースを表示したり使用したりするには、まずそれをダウンロードしてインストールする必要があります。詳細については、「SQL Server のサンプルとサンプル データベースのインストールに関する注意点」を参照してください。
シナリオ
Jane は Adventure Works Cycles の開発者です。Oracle データベース内のデータと SQL Server データベースに格納されているデータを統合する必要があります。
言語
Transact-SQL、Visual C#、および Visual Basic。
機能
Oracle TVF サンプルでは、Microsoft SQL Server の次の機能を使用します。
アプリケーション エリア | 機能 |
---|---|
全体 |
共通言語ランタイム、Oracle マネージ プロバイダ、Transact-SQL |
前提条件
このサンプルを実行する前に、次のソフトウェアがインストールされていることを確認してください。
- Microsoft SQL Server または Microsoft SQL Server Express。SQL Server Express は、SQL Server Express ドキュメントとサンプルの Web サイトから無償で入手できます。
- SQL Server データベース エンジン サンプル。SQL Server デベロッパー Web サイトから入手できます。
- .NET Framework SDK 2.0 または Microsoft Visual Studio 2005。.NET Framework SDK は無償で入手できます。詳細については、「.NET Framework ドキュメントのインストール」を参照してください。
- Oracle 10g を実行しているサーバー。以前のバージョンの Oracle がインストールされている場合は、古いサーバー上のテーブルに一致するように、アクセスするテーブルと列を修正する必要があります。10g よりも前の Oracle バージョンを使用している x64 ベースのハードウェアでは、このサンプルが動作しない場合があります。Windows Vista でこのサンプルを使用する場合は、Oracle のカスタマ サービス担当者に連絡し、Windows Vista で Oracle 10g を使用できるかどうか確認してください。
サンプルのビルド
まだ厳密な名前のキー ファイル UnsafeSampleKey.snk を作成していない場合は、次の手順に従ってキー ファイルを生成します。
厳密な名前のキー ファイルを生成するには
Microsoft Visual Studio 2005 コマンド プロンプトを開きます。[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]、[Microsoft Visual Studio 2005]、[Visual Studio Tools] の順にポイントして、[Visual Studio 2005 コマンド プロンプト] をクリックします。
または
Microsoft .NET Framework コマンド プロンプトを開きます。[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]、[Microsoft .NET Framework SDK v2.0] の順にポイントして、[SDK コマンド プロンプト] をクリックします。
コマンド プロンプトでディレクトリ変更 (CD) コマンドを使用して、コマンド プロンプト ウィンドウの現在のフォルダを Samples フォルダに変更します。
注意
サンプルが置かれているフォルダを調べるには、[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]、[Microsoft SQL Server]、[マニュアルとチュートリアル] の順にポイントして、[サンプル ディレクトリ] をクリックします。既定のインストール場所を使用した場合、サンプルは <ドライブ>:\Program Files\Microsoft SQL Server\100\Samples に置かれています。
コマンド プロンプトで、次のコマンドを実行してキー ファイルを生成します。
sn -k UnsafeSampleKey.snk
注意
厳密な名前のキー ペアの詳細については、MSDN の .NET Development Center にある「Security Briefs: Strong Names and Security in the .NET Framework」を参照してください。
Oracle TVF サンプルをビルドするには
Visual Studio 2005 および提供されている Visual Studio ソリューションを使用するか、.NET Framework SDK 2.0 に含まれている Microsoft MSBuild を使用して、サンプルをコンパイルします。.NET Framework コマンド プロンプトで、次のようなコマンドを実行します。
msbuild /nologo /verbosity:quiet /property:Configuration=Debug CS\OracleTVF.sln
AdventureWorks2008R2 データベースがインストールされていることを確認します。
既定の場所に SQL Server エンジン サンプルをインストールしなかった場合、サンプルのインストール先が参照されるように、Scripts\InstallCS.sql スクリプトの CREATE ASSEMBLY 部のパスを変更します。
使用している SQL Server インスタンスの管理者でない場合、インストールを完了するためには CreateAssembly 権限が管理者から付与されている必要があります。
Visual C# プロジェクトと Visual Basic プロジェクトのどちらをコンパイルしたかに応じて、Microsoft SQL Server Management Studio でファイル scripts\installCS.sql または scripts\installVB.sql を開きます。ファイルに記述されているスクリプトを実行するか、コマンド プロンプト ウィンドウで次のようなコマンドを実行します。
sqlcmd -E -I -i Scripts\InstallCS.sql
サンプルの実行
Oracle TVF サンプルを実行するには
Microsoft Management Studio またはメモ帳などのテキスト エディタで Scripts\Test.sql ファイルを開きます。スクリプト内で、<server name>、<user name>、および <password> を、使用する Oracle サーバーの名前とそのサーバーで使用する資格情報に置き換えます。Management Studio でスクリプトを実行するか、メモ帳でスクリプトを保存します。次に、コマンド プロンプト ウィンドウで次のコマンドを実行します。
sqlcmd -E -I -i Scripts\Test.sql
サンプルの削除
Oracle TVF サンプルを削除するには
Management Studio で scripts\cleanup.sql ファイルを開きます。ファイルに記述されているスクリプトを実行するか、コマンド プロンプト ウィンドウで次のコマンドを実行します。
sqlcmd -E -I -i Scripts\cleanup.sql
備考
このサンプルを正しく機能させるためには、SQL Server または SQL Server Express の共通言語ランタイムを有効にする必要があります。
サンプルは、演習目的で利用するためにのみ提供されています。サンプルを運用環境で使用することは想定されていないため、運用環境でのサンプルのテストは行われていません。Microsoft では、これらのサンプルに関する製品サポート サービスを提供していません。システム管理者の承認を得ることなく、サンプル アプリケーションやサンプル アセンブリを、運用中の SQL Server データベースやレポート サーバーに接続したり、これらのデータと共に使用することは避けてください。