floor 関数 (XQuery)

引数の値を超えず、小数部のない最も大きな数値を返します。引数が空のシーケンスの場合は、空のシーケンスを返します。

構文

fn:floor ($arg as numeric?) as numeric?

引数

  • $arg
    関数を適用する数値。

解説

$arg の型が、xs:floatxs:double、または xs:decimal の 3 つの数値基本データ型のいずれかである場合、戻り値の型は $arg の型と同じ型になります。$arg の型が数値型のいずれかから派生した型である場合、派生元の数値型が返されます。

fn:floor 関数、fn:ceiling 関数、または fn:round 関数への入力が、型指定されていないデータ xdt:untypedAtomic の場合、xs:double に暗黙的にキャストされます。その他の型のデータが入力されると、静的エラーが生成されます。

このトピックでは、AdventureWorks サンプル データベースのさまざまな xml 型の列に格納されている XML インスタンスに対して実行される XQuery の例を紹介します。これらの各列の概要については、「AdventureWorks データベースの xml データ型表現」を参照してください。

ceiling 関数 (XQuery) の作業用サンプルを floor() XQuery 関数に使用できます。必要な作業は、クエリ内の ceiling() 関数を floor() 関数に置き換えることだけです。

実装の制限事項

次に、制限事項を示します。

  • floor() 関数は、すべての整数値を xs:decimal にマップします。

参照

関連項目

ceiling 関数 (XQuery)
round 関数 (XQuery)
XML データ型に対する XQuery 関数

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手