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HTTP エラーのトラブルシューティング

ここでは、Reporting Services のインストール中に発生する可能性の高い HTTP エラーの原因と解決方法について説明します。

HTTP 400 正しくない要求

Internet Explorer で "Web ページが見つかりません" または HTTP 400 エラーが返される場合、レポート サーバー データベースが構成されていないか使用できない可能性があります。データベースが構成されていることを確認するには、Reporting Services 構成ツールを使用します。SQL Server データベース エンジン インスタンスが起動されていることを確認するには、管理ツールの [サービス] コンソール アプリケーションを使用します。

認証設定が一致しない場合の HTTP 401 アクセス拒否エラーと HTTP 500 内部サーバー エラー

HTTP 401 と HTTP 500 のエラーは、レポート サーバーの Web.config ファイルと、RSReportServer.config ファイルで認証設定が競合している場合に発生します。互換性を持たせるには、設定を次のように調整する必要があります。

RSReportServer.config

レポート サーバーの Web.config

RSWindows*

Authentication="Windows"

Custom

Authentication="Forms"

これらの設定が一致しない場合 (たとえば、同じレポート サーバーに RSWindows* と Forms が指定されている場合) は、HTTP エラーが発生します。返されるエラーは、不一致が検出される前に要求が認証されたかどうかによって異なります。最初に要求の認証が失敗した場合は HTTP 401 が返されます。認証が成功した後に不一致が検出された場合は HTTP 500 が返されます。

認証設定を変更した後にいずれかの HTTP エラーが発生する場合は、両方のファイルを正しく更新したかどうかを確認し、また設定が同一の認証プロパイダに合わせて調整されているかどうかを確認してください。詳細については、「Reporting Services での認証の構成」を参照してください。

HTTP 503 サービス利用不可

HTTP 503 エラーは、レポートの処理中またはレポート サーバーに初めてアクセスしたときに発生します。

  • レポート サーバーで深刻なメモリ不足が生じている場合、現在のアプリケーション ドメインがアンロードされ、新しいアプリケーション ドメインのインスタンスが作成されるまで、レポート サーバーは新しい要求を拒否します。要求が拒否されると、HTTP 503 エラーが発生します。この状況が続く場合は、メモリを増設するか、レポート サーバーをメモリの多いコンピュータに移動するか、メモリの構成設定を変更する必要があります。構成設定の変更の詳細については、「レポート サーバー アプリケーションで利用可能なメモリの構成」を参照してください。

  • 初めてレポート マネージャを起動するかレポート サーバーにアクセスしたときに発生する HTTP 503 エラーの場合は、エラーの原因に関する情報について HTTP.SYS ログ ファイルを確認する必要があります。既定では、HTTP.SYS へのログ記録は有効になっていません。コンピュータでログ記録を有効にするには、次の手順に従ってください。

HTTP.SYS へのログ記録を有効にする方法

  1. 次のコード行をテキスト ファイルにコピーします。

    Windows Registry Editor Version 5.00
    
    [HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\HTTP\Parameters]
    "EnableErrorLogging"=dword:00000001
    "ErrorLogFileTruncateSize"=dword:001e8480
    "ErrorLoggingDir"="\\systemroot\\System32\\Logfiles"
    
  2. ファイルを .reg ファイルとしてデスクトップに保存します。

  3. ファイルをダブルクリックして、レジストリ設定を適用します。

  4. HTTP サービスを再起動します。

    1. コマンド プロンプト ウィンドウを開きます。Windows Vista を使用している場合は、[管理者として実行] の権限でウィンドウを開きます。

    2. 「net stop http」と入力します。

    3. HTTP サービスを停止すると、依存関係のある他のサービスも停止します。続行するには、操作を確定します。

    4. 「net start http」と入力します。

  5. レポート サーバー Web サービスに対して ping を実行し、要求を HTTP.SYS に送信して、HTTP 503 エラーを生成します。Web サービスに対して ping を実行するには、ブラウザ ウィンドウを開いて、URL アドレスに「http://<your server name>/reportserver」と入力します。

  6. ログ ファイルをテキスト エディタで開いて、エントリを確認します。既定では、ログ ファイルは %windir%\system32\LogFiles にあります。