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sp_cursoroption (Transact-SQL)

カーソル オプションを設定するか、sp_cursoropen ストアド プロシージャで作成されたカーソル情報を返します。sp_cursoroption は、ID = 8 を指定した場合に表形式のデータ ストリーム (TDS) パケットで呼び出されます。

トピック リンク アイコンTransact-SQL 構文表記規則

構文

        sp_cursoroption 
        cursor
        , 
        code
        , 
        value
      

引数

  • cursor
    SQL Server によって生成されて sp_cursoropen ストアド プロシージャから返されるハンドル値を指定します。cursor は、実行用の int 入力値を必要とします。 

  • code
    カーソル戻り値のさまざまな要因を指定するために使用されます。code は、次の int 入力値のいずれかを必要とします。

    名前

    説明

    0x0001

    TEXTPTR_ONLY

    指定された特定の text 列または image 列の実際のデータではなくテキスト ポインターを返します。

    TEXTPTR_ONLY を使用すると、後で Transact-SQL または DBLIB 機能 (Transact-SQL READTEXT や DBLIB DBWRITETEXT など) を使用して選択的に取得または更新できる BLOB オブジェクトに対するハンドルとしてテキスト ポインターを使用できます。

    値 0 が割り当てられている場合は、選択リスト内のすべての text 列および image 列がデータではなくテキスト ポインターを返します。

    0x0002

    CURSOR_NAME

    value で指定した名前をカーソルに割り当てます。これによって、ODBC で Transact-SQL の位置指定の UPDATE または DELETE ステートメントを、 sp_cursoropen によって開かれるカーソルに対して使用できるようになります。

    文字列は、任意の文字または Unicode データ型として指定できます。

    Transact-SQL の位置指定の UPDATE または DELETE ステートメントは、既定でファット カーソルの先頭行に対して機能するので、位置指定の UPDATE または DELETE ステートメントを発行する前に、sp_cursor SETPOSITION を使用してカーソルの位置を指定する必要があります。

    0x0003

    TEXTDATA

    以降のフェッチで、特定の text 列または image 列のテキスト ポインターではなく実際のデータを返します (これにより、TEXTPTR_ONLY の効力が取り消されます)。

    特定の列で TEXTDATA が有効になると、行は再フェッチ (更新) されます。後で TEXTPTR_ONLY に戻すことができます。TEXTPTR_ONLY と同様に、value パラメーターは列番号を指定する整数で、値が 0 の場合はすべての text 列および image 列が返されます。

    0x0004

    SCROLLOPT

    スクロール オプションです。詳細については、後の「戻り値」を参照してください。

    0x0005

    CCOPT

    同時実行制御オプションです。詳細については、後の「戻り値」を参照してください。

    0x0006

    ROWCOUNT

    現在結果セット内にある行の数です。

    注意
    非同期設定が使用されている場合は、sp_cursoropen から値が返された以降に、ROWCOUNT が変更されている可能性があります。行数が不明な場合は、値 -1 が返されます。
  • value
    code から返される値を指定します。value は、code 入力値として 0x0001、0x0002、または 0x0003 を必要とする必須パラメーターです。

    注意

    code 値 2 は文字列データ型です。それ以外の入力値または value から返される code 値は、整数です。

リターン コードの値

value パラメーターは、次のいずれかの code 値を返します。

戻り値

説明

0x0004

SCROLLOPT

0X0005

CCOPT

0X0006

ROWCOUNT

value パラメーターは、次のいずれかの SCROLLOPT 値を返します。

戻り値

説明

0x0001

KEYSET

0x0002

DYNAMIC

0x0004

FORWARD_ONLY

0x0008

STATIC

value パラメーターは、次のいずれかの CCOPT 値を返します。

戻り値

説明

0x0001

READ_ONLY

0x0002

SCROLL_LOCKS

0x0004 または 0x0008

OPTIMISTIC