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MSSQLSERVER_30053

詳細

製品名

SQL Server

製品バージョン

10.0

製品ビルド番号

イベント ID

30053

イベント ソース

MSSQLSERVER

コンポーネント

SQLEngine

シンボル名

FTXT_QUERY_E_WORDBREAKINGTIMEOUT

メッセージ テキスト

フルテキスト クエリ文字列の単語区切り処理がタイムアウトしました。このタイムアウトは、ワード ブレーカによるフルテキスト クエリ文字列の処理が長時間かかったか、サーバー上で実行されているクエリ数が多い場合に発生する可能性があります。負荷を少なくしてクエリの再実行を試みてください。

説明

単語区切りのタイムアウト エラーは、次の状況で発生する可能性があります。

  • クエリ言語のワード ブレーカが正しく構成されていない場合。たとえば、レジストリ設定が正しくない場合です。

  • ワード ブレーカが特定のクエリ文字列に対して誤動作する場合。

  • ワード ブレーカが特定のクエリ文字列に対して過剰なデータを返す場合。過剰なデータは、バッファ オーバーラン攻撃を引き起こす可能性のあるものとして処理されます。これにより、単語区切りサービスをホストする、フィルタ デーモン プロセス (fdhost.exe) がシャットダウンされます。

  • フィルタ デーモン プロセスの構成が正しくない場合。

    パスワードの期限が切れている場合、またはドメイン ポリシーが原因でフィルタ デーモン アカウントがログオンできない場合。この 2 つは、最も一般的な構成上の問題です。

  • クエリが集中的に行われるワークロードをサーバー インスタンスで実行している場合。たとえば、ワード ブレーカによるフルテキスト クエリ文字列の処理が長時間かかったり、多数のクエリがサーバー上で実行されている場合です。この状況がエラーの原因になることはまれです。

ユーザーのアクション

次に示すように、タイムアウトについて考えられる原因に適した、ユーザーのアクションを選択してください。

考えられる原因

ユーザーのアクション

クエリ言語のワード ブレーカが正しく構成されていない。

サード パーティ製のワード ブレーカを使用しているとき、ワード ブレーカがオペレーティング システムに正しく登録されていない場合があります。この場合は、ワード ブレーカを再登録してください。詳細については、「ライセンスが許可されているサード パーティのワード ブレーカを読み込む方法」を参照してください。

ワード ブレーカが特定のクエリ文字列に対して誤動作する。

ワード ブレーカが SQL Server でサポートされている場合は、マイクロソフト カスタマ サポート サービスに問い合わせてください。

ワード ブレーカが特定のクエリ文字列に対して過剰なデータを返す。

ワード ブレーカが SQL Server でサポートされている場合は、マイクロソフト カスタマ サポート サービスに問い合わせてください。

フィルタ デーモン プロセスの構成が正しくない。

正しいパスワードを使用していることと、フィルタ デーモン アカウントのログオンがドメイン ポリシーによって拒否されていないことを確認してください。

クエリが集中的に行われるワークロードをサーバー インスタンスで実行している。

負荷を少なくしてクエリの再実行を試みてください。