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[オブジェクト エクスプローラの詳細] の使用および SQL Server オブジェクトの検索

SQL Server Management Studio のコンポーネントである [オブジェクト エクスプローラの詳細] は、サーバーのすべてのオブジェクトを表形式で表示し、それらのオブジェクトを管理するためのユーザー インターフェイスを提供します。オブジェクト エクスプローラの機能は、サーバーの種類によって多少異なりますが、データベースの開発機能と管理機能は、基本的にサーバーの種類にかかわりなく用意されています。

Management Studio では、[オブジェクト エクスプローラの詳細] ペインが既定で表示されます。オブジェクト エクスプローラが表示されていない場合は、[表示] メニューの [オブジェクト エクスプローラの詳細] をクリックするか、F7 キーを押します。

注意注意

Management Studio では、Management Studio の起動時に有効になっていた Microsoft Windows の [地域と言語のオプション] に基づく形式で日付が表示されます。新しい設定を有効にするには、Management Studio を再起動する必要があります。

オブジェクト エクスプローラの詳細

[オブジェクト エクスプローラの詳細] を使用すると、SQL Server インスタンス上のフォルダやオブジェクト内を移動できます。32 ビット オペレーティング システムでは、オブジェクト エクスプローラに表示できるオブジェクトは最大で 64,000 個です。追加のオブジェクトにアクセスするアイコンを選択する必要があります。

[オブジェクト エクスプローラの詳細] には、次の表に説明するアイコンが用意されたツール バーがあります。アイコンは、適切な場合にのみ使用できます。

アイコン

動作

戻る

[オブジェクト エクスプローラの詳細] に表示されている前の項目に移動します。前の表示が検索操作の結果である場合は、検索を再実行します。

進む

[戻る] 操作を選択した後に次の画面に移動します。

上へ

親のオブジェクトまたはフォルダに移動します。

同期

[オブジェクト エクスプローラの詳細] で選択されているオブジェクトに、オブジェクト エクスプローラのフォーカスを設定します。

フィルタ

利用できる場合、構成可能なオブジェクトのサブセットが表示されます。

更新

[オブジェクト エクスプローラの詳細] の表示を更新します。

検索

特定のデータベース オブジェクトの検索語句を入力するための領域を提供します。

列ヘッダーの選択

[オブジェクト エクスプローラの詳細] には、選択可能な列があります。任意の列ヘッダーを右クリックし、表示する項目を選択します。選択内容は、オブジェクト間を移動しても保持されます。SQL Server Management Studio をいったん終了して再起動した場合でも、各ユーザーの選択内容は保持されます。

注記注意

特定のオブジェクトの種類 (たとえばデータベース) についてすべての列を表示する場合、オブジェクトのセットが大量にあると表示速度が低下することがあります。

並べ替え

列ヘッダーを 1 回クリックすると、その列のデータを使用して並べ替えが行われます。同じヘッダーを再度クリックすると、その列のデータを使用して逆順に並べ替えが行われます。並べ替えに関する選択内容は、別のオブジェクトやフォルダに移動しても、Management Studio を再起動した後も、ユーザーごとに保持されます。

フィルタ

[オブジェクト エクスプローラの詳細] に表示される特定のオブジェクトのリストは、[オブジェクト エクスプローラの詳細] ツール バーの [フィルタ] アイコンを使用してフィルタ処理できます。アイコンは、フィルタ処理が可能な場合に有効になります。

[詳細] ペイン

[オブジェクト エクスプローラの詳細] の下部には、選択したオブジェクトの詳細が表示されるパネルがあります。複数のオブジェクトが選択されている場合は、オブジェクトの数のみが表示されます。パネル内の項目が選択されているときに、[コピー] アイコンをクリックすると、表示されているテキストがクリップボードにコピーされます。

複数のオブジェクトの選択

[オブジェクト エクスプローラの詳細] では、複数のオブジェクトの選択がサポートされています。たとえば、オブジェクト エクスプローラで [テーブル] を選択した後、[オブジェクト エクスプローラの詳細] ウィンドウで Ctrl キーを押しながら複数のテーブルを選択して右クリックし、[削除] または [テーブルをスクリプト化] を選択することで、選択したすべてのテーブルをまとめて操作できます。標準のコピー コマンドにより、表示されているテキストをクリップボードにコピーできます。

SQL Server オブジェクトの検索

ワイルドカード

  • 標準のワイルドカード文字がサポートされます。たとえば、dm_os%counters を検索すると、dm_os_memory_cache_counters と dm_os_performance_counters の両方が返されます。詳細については、「ワイルドカードを使用して検索する方法」を参照してください。

検索範囲

  • オブジェクト エクスプローラ ツリーの現在のフォーカスが検索範囲として使用されます。たとえば、オブジェクト エクスプローラのフォーカスがデータベースにある場合に dm_os%counters を検索すると、そのデータベースに含まれる dm_os_memory_cache_counters と dm_os_performance_counters が返されます。オブジェクト エクスプローラのフォーカスが [データベース] ノードにある場合は、すべてのデータベースが検索の対象となり、動的なビューの複数のインスタンスが返されます。

大規模なセット

  • 大規模なオブジェクト セットを検索した場合、処理に時間がかかったり、サーバーのパフォーマンスが低下したりすることがあります。