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sys.dm_db_persisted_sku_features (Transact-SQL)

SQL Server データベース エンジンの一部の機能は、データベース エンジンがデータベース ファイルに情報を格納する方法を変更します。これらの機能は、SQL Server の特定のエディションでのみ使用できます。これらの機能が含まれているデータベースを、その機能をサポートしていない SQL Server のエディションに移動することはできません。現在のデータベースで有効なエディション固有の機能すべてを一覧表示するには、sys.dm_db_persisted_sku_features 動的管理ビューを使用します。

列名

データ型

説明

feature_name

sysname

データベースでは有効になっているが、SQL Server のすべてのエディションでサポートされるとは限らない機能の外部名。SQL Server の使用可能なすべてのエディションにデータベースを移行するには、この機能を削除する必要があります。

feature_id

int

機能に関連付けられている機能 ID。単に情報を示すためだけに特定されます。 サポートされていません。 将来の互換性は保証されません。

権限

データベースに対する VIEW DATABASE STATE 権限が必要です。

説明

エディションによって制限される機能がデータベースで使用されていない場合、ビューは行を返しません。

sys.dm_db_persisted_sku_features では、SQL Server の Enterprise Edition または Developer Edition でのみ使用できるデータベース変更機能として、次の機能が表示されます。

  • 圧縮。 少なくとも 1 つのテーブルまたはインデックスで、データ圧縮または vardecimal ストレージ形式を使用していることを示します。Enterprise Edition と Developer Edition 以外の SQL Server のエディションにデータベースを移動できるようにするには、ALTER TABLE ステートメントまたは ALTER INDEX ステートメントを使用して、データ圧縮を削除します。vardecimal ストレージ形式を削除するには、sp_tableoption ステートメントを使用します。詳細については、「decimal データの可変長での格納」を参照してください。

  • パーティション分割。 パーティション テーブル、パーティション インデックス、パーティション構成、またはパーティション関数が、データベースに含まれていることを示します。Enterprise Edition と Developer Edition 以外の SQL Server のエディションにデータベースを移動できるようにするには、テーブルを単一パーティションに変更するだけでは不十分です。パーティション テーブルを削除する必要があります。テーブルにデータが含まれている場合は、SWITCH PARTITION を使用して、各パーティションを非パーティション テーブルに変換します。その後、パーティション テーブル、パーティション構成、およびパーティション関数を削除します。詳細については、「パーティション テーブルとパーティション インデックスの変更」を参照してください。

  • TransparentDataEncryption。 透過的なデータ暗号化を使用してデータベースが暗号化されていることを示します。透過的なデータ暗号化を削除するには、ALTER DATABASE ステートメントを使用します。詳細については、「透過的なデータ暗号化 (TDE) について」を参照してください。

  • ChangeCapture。 変更データ キャプチャ機能がデータベースで有効になっていることを示します。変更データ キャプチャを削除するには、sys.sp_cdc_disable_db ストアド プロシージャを使用します。詳細については、「変更データ キャプチャの構成」を参照してください。

特定のエディションでのみ使用できる機能がデータベースで使用されているかどうかを確認するには、データベースで次のステートメントを実行します。

SELECT feature_name FROM sys.dm_db_persisted_sku_features ;
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