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ソリューションとプロジェクトの作成

プロジェクトを作成すると、それを含めるためのソリューションが Visual Studio によって作成されます。複数のプロジェクトから成るソリューションを作成する方法については、「方法 : 複数のプロジェクトから成るソリューションを作成する」を参照してください。既存のコード ファイルからプロジェクトをする方法については、「方法 : 既存のコード ファイルからプロジェクトを作成する」を参照してください。

[!メモ]

ウイルス対策ソフトウェアでメッセージが表示され、プロジェクトのテンプレートまたはウィザードで実行中のスクリプトのブロックを勧められた場合は、スクリプトのブロックを選択しないでください。スクリプトのブロックを選択すると、Visual Studio がシャットダウンします。このスクリプトの実行時にこのメッセージが表示されないようにするには、ウイルス対策ソフトウェアの設定で、スクリプトのブロックを解除します。ただし、この設定を変更すると、Visual Studio に対してだけではなく、スクリプトのブロックがすべて無効になります。

[!メモ]

このトピックの説明は、Visual Studio Professional Edition に基づいています。実際に画面に表示されるダイアログ ボックスとメニュー コマンドは、使用中の設定または Visual Studio のエディションによっては、この中の説明と異なる場合があります。設定を変更するには、[ツール] メニューの [設定のインポートとエクスポート] をクリックします。詳細については、「Visual Studio での開発設定のカスタマイズ」を参照してください。

プロジェクトおよびテンプレート

Visual Studio では、プロジェクト テンプレートを使用して、ユーザー入力に基づいた新しいプロジェクトが生成されます。各テンプレートは、異なるプロジェクトの種類を表します。ユーザーがプロジェクトに追加する個々のファイルは、項目テンプレートから生成されます。

インストールされているプロジェクト テンプレートは、[新しいプロジェクト] ダイアログ ボックスで、[インストール済み] の下の左ペインにある一覧を展開することで見つけることができます。また、最近使用したプロジェクトの種類に対応する [最近使用したファイル] の下か、ダウンロードしてインストールすることができるテンプレートに対応する [オンライン] の下に移動することもできます。

ダイアログ ボックスの右上隅にある検索ボックスを使用して、プロジェクト テンプレートを検索することもできます。検索を実行すると、最近使用したテンプレート、インストールされているテンプレート、オンライン テンプレートのうち、選択したカテゴリの一覧から得られた結果が中央のペインに表示されます。詳細については、「テンプレートからのプロジェクトの作成」を参照してください。

プロジェクトの作成

プロジェクトが作成されると、そのプロジェクトが既にソリューションに属していない限り、ソリューションが自動的に生成されます。

プロジェクトを作成し、そのプロジェクトを格納するソリューションを作成するには

  1. [ファイル] メニューの [新規作成] をポイントし、[プロジェクト] をクリックします。

    ヒントヒント

    選択した開発設定によっては、[ファイル] の後に [新しいプロジェクト] が表示されることがあります。設定の詳細については、"Visual Studio での開発設定のカスタマイズ (設定のカスタマイズ)" を参照してください。

    これにより、[新しいプロジェクト] ダイアログ ボックスが表示されます。

  2. 左ペインで [インストール済み] をクリックし、展開された一覧からプロジェクトの種類のカテゴリをクリックします。

    最近、同じ種類のプロジェクトを作成したことがある場合は、代わりに [最近使用したファイル] を選択するとすばやく検索できます。

  3. 中央のペインからいずれかのプロジェクト テンプレートを選択します。

    右ペインに、選択したテンプレートの説明が表示されます。

  4. [プロジェクト名] ボックスに、新しいプロジェクトの名前を入力します。

    [!メモ]

    一部のプロジェクトの種類では、場所を指定することでプロジェクト名を設定するため、[プロジェクト名] ボックスは使用できません。たとえば、Web アプリケーションまたは XML Web サービスは Web サーバーにあり、そのサーバーで指定された仮想ディレクトリに基づいて名前が設定されます。

  5. [場所] ボックスで保存先の場所を選択します。

    [!メモ]

    テンプレート プロジェクトを作成している間、[場所] ボックスは使用できない場合があります。詳細については、「一時プロジェクト」を参照してください。

  6. 使用可能な場合は、[ソリューション] の一覧で、ソリューションを作成するか、[ソリューション エクスプローラー] で現在開いているソリューションに対してプロジェクトを追加するかを指定します。

  7. [ソリューション名] ボックスに、ソリューションの名前を入力します。

    Visual Studio では、この名前が最終的なプロジェクトの名前空間に使用されます (該当する場合)。既定では、ソリューション名はプロジェクト名と一致します。

  8. [ソリューションのディレクトリを作成] チェック ボックスがオンになっていることを確認します。

  9. [OK] をクリックします。

[新しいプロジェクト] ダイアログ ボックスの上部にある [.NET Framework] バージョンのドロップダウン メニューを使用して、.NET Framework の旧バージョンを対象とするプロジェクトを作成することもできます。このバージョンの .NET Framework と互換性のあるテンプレートのみが一覧に表示されるため、プロジェクト テンプレートを選択する前にこの値を設定します。

4 以前のバージョンの .NET Framework にアクセスするには、.NET Framework 3.5 がシステムにインストールされている必要があります。

オンライン サンプルからのソリューションの作成

Visual Studio を使用して、MSDN コード ギャラリー から、パッケージ化された完全なアプリケーションのサンプルをダウンロードしてインストールすることができます。

サンプルを個別にダウンロードすることも、テクノロジやトピックを共有する関連サンプルが含まれたサンプル パックをダウンロードすることもできます。ダウンロードしたサンプルについてソース コードの変更が発行された場合は、そのことが通知されます。

詳細については、「Visual Studio のサンプル」を参照してください。

空のソリューションの作成

プロジェクトはソリューション内に配置されている必要がありますが、プロジェクトを持たないソリューションを作成することもできます。

空のソリューションを作成するには

  1. [ファイル] メニューの [新規作成] をポイントし、[新しいプロジェクト] をクリックします。

  2. 左ペインで [インストール済み] をクリックし、[その他のプロジェクトの種類] をクリックしてから、展開された一覧から [Visual Studio ソリューション] をクリックします。

  3. 中央のペインで、[空のソリューション] を選択します。

  4. ソリューションの [名前] および [場所] の値を設定し、[OK] をクリックします。

空のソリューションの作成後、[プロジェクト] メニューの [新しい項目の追加] または [既存項目の追加] をクリックして、新規または既存のプロジェクトまたは項目を追加できます。

ソリューションの削除

ソリューションを完全に削除することもできますが、その場合は、Visual Studio は使用しません。ソリューションを削除する前に、別のソリューションで再利用するプロジェクトはすべて移動しておいてください。次に、ファイル エクスプローラーを使用して、.sln および .suo ソリューション ファイルのあるディレクトリを削除します。

[!メモ]

.suo ファイルは隠しファイルであり、ファイル エクスプローラーの既定の設定では表示されません。

ソリューションを削除するには

  1. ソリューション エクスプローラーで、削除するソリューションを右クリックし、[エクスプローラーでフォルダーを開く] をクリックします。

  2. ファイル エクスプローラーで、1 つ上の階層に移動します。

  3. ソリューションのあるディレクトリを選択し、Del キーを押します。

参照

処理手順

方法 : 複数のプロジェクトから成るソリューションを作成する

概念

ソリューションおよびプロジェクト