<serverProviders> 要素 (インスタンス)

このトピックの対象は、既存のアプリケーションとの下位互換性のために残されているレガシ テクノロジに特定されています。新規の開発には、このトピックを適用しないでください。分散アプリケーションは、現在は Windows Communication Foundation (WCF) を使用して開発する必要があります。

対象のチャネル テンプレートが構成ファイル内の別の場所から参照された場合に、そのチャネル テンプレートに対するサーバー側の既定のチャネル シンク呼び出しチェーンに挿入されるチャネル シンクのプロバイダーを指定します。この要素でプロバイダーを指定すると、対象のチャネルの既定のチャネル シンクがオーバーライドされます。テンプレートのチャネル シンク呼び出しチェーンに、これらの既定のチャネル シンクも挿入する必要がある場合は、それらの既定のチャネル シンクも同様にこの要素に指定しておく必要があります。

<configuration>
   <system.runtime.remoting>
      <channels>
         <channel>
**            <serverProviders>**

このレベルで指定されたプロバイダーは、対象のチャネル テンプレートが参照されるたびに、そのチャネルの既定のプロバイダーをオーバーライドします。

<configuration>
   <system.runtime.remoting>
      <application>
         <channels>
            <channel>
**               <serverProviders>**

このレベルで指定されたプロバイダーは、対象のチャネル インスタンスに限り、その既定のプロバイダーをオーバーライドします。

<serverProviders> 
   <formatter> 
   <provider> 
</serverProviders>

子要素

解説

上に示したレベルで参照または宣言されたプロバイダーは、チャネル テンプレート要素内で使用された場合は、対象のチャネルが構成ファイルの別の場所で参照されたときに、そのチャネルの既定のプロバイダーをオーバーライドして、自身が既定のプロバイダーになります。この要素が指定された場合は、対象となるチャネルのすべての既定のプロバイダーまたはフォーマッタがオーバーライドされます。カスタム プロバイダーの他に、これらの既定のプロバイダーやフォーマッタもチャネル テンプレートの一部に含める場合は、それらも含めて、そのチャネルが別の場所から参照されたときに使用するすべてのプロバイダーおよびフォーマッタを指定しておく必要があります。

上に示したレベルで参照または宣言されたプロバイダーは、チャネル インスタンス内で使用された場合は、対象のチャネル インスタンスに限り、そのチャネルの既定のプロバイダーをオーバーライドします。このインスタンスが、サーバー側のチャネル シンク プロバイダーを宣言するテンプレートを参照した場合は、それらのプロバイダーも、ここで指定されたプロバイダーによって完全にオーバーライドされます。

必要条件

構成ファイル : アプリケーション構成ファイル、マシン構成ファイル (Machine.config)

参照

リファレンス

リモート処理設定スキーマ

ビルド日:2010-02-13