次の方法で共有


サブスクリプションを再初期化する方法 (SQL Server Management Studio)

サブスクリプションの再初期化には、2 段階の処理があります。

  1. パブリケーションの単一のサブスクリプションまたはすべてのサブスクリプションが再初期化対象としてマークされます。サブスクリプションの再初期化のマークを設定するには、Microsoft SQL Server Management Studio の [ローカル パブリケーション] フォルダおよび [ローカル サブスクリプション] フォルダから [サブスクリプションの再初期化] ダイアログ ボックスを使用します。また、[すべてのサブスクリプション] タブやレプリケーション モニタのパブリケーション ノードからマークを設定することもできます。レプリケーション モニタの起動の詳細については、「レプリケーション モニタを起動する方法 (レプリケーション モニタ)」を参照してください。サブスクリプションの再初期化の設定には、以下のオプションがあります。
    • [現在のスナップショットを使用する]
      次回にディストリビューション エージェントまたはマージ エージェントを実行するときに、現在のスナップショットをサブスクライバに適用する場合に選択します。有効なスナップショットがない場合は、このオプションは選択できません。
    • [新しいスナップショットを使用する]
      新しいスナップショットでサブスクリプションを再初期化する場合に選択します。スナップショット エージェントがスナップショットを生成し終えるまでは、サブスクライバにスナップショットを適用することはできません。スナップショットがスケジュールに従って実行されるように設定している場合は、スナップショット エージェントが次回実行されて終了するまでサブスクリプションを再初期化できません。スナップショット エージェントをすぐに起動するには、[今すぐ新しいスナップショットを生成する] を選択します。
    • [再初期化する前に、同期されていない変更をアップロード]
      マージ レプリケーションだけに該当します。サブスクライバのデータがスナップショットで上書きされる前に、サブスクリプション データベースで保留中の変更をすべてアップロードする場合に選択します。
      パラメータ化されたフィルタを追加、削除、変更する場合は、再初期化の際、サブスクライバで保留中の変更をパブリッシャにアップロードできません。保留中の変更をアップロードする場合は、フィルタを変更する前にすべてのサブスクリプションを同期してください。
  2. サブスクリプションは、次回同期されるときに再初期化されます。ディストリビューション エージェント (トランザクション レプリケーションの場合) またはマージ エージェント (マージ レプリケーションの場合) により、再初期化するように設定されている各サブスクライバに最新のスナップショットが適用されます。サブスクリプションの同期の詳細については、「プッシュ サブスクリプションの同期をとる方法 (SQL Server Management Studio)」および「プル サブスクリプションの同期をとる方法 (SQL Server Management Studio)」を参照してください。

Management Studio で単一のプッシュ サブスクリプションまたはプル サブスクリプションに再初期化を設定するには (パブリッシャで実行)

  1. Management Studio でパブリッシャに接続し、サーバー ノードを展開します。

  2. [レプリケーション] フォルダを展開し、[ローカル パブリケーション] フォルダを展開します。

  3. 再初期化するサブスクリプションが含まれているパブリケーションを展開します。

  4. サブスクリプションを右クリックし、[再初期化] をクリックします。

  5. [サブスクリプションの再初期化] ダイアログ ボックスでオプションを選択し、[再初期化するように設定] をクリックします。

Management Studio で単一のプル サブスクリプションに再初期化を設定するには (サブスクライバで実行)

  1. Management Studio でサブスクライバに接続して、サーバー ノードを展開します。

  2. [レプリケーション] フォルダを展開し、[ローカル サブスクリプション] フォルダを展開します。

  3. サブスクリプションを右クリックし、[再初期化] をクリックします。

  4. [サブスクリプションの再初期化] ダイアログ ボックスでオプションを選択し、[再初期化するように設定] をクリックします。

Management Studio ですべてのサブスクリプションに再初期化を設定するには

  1. Management Studio でパブリッシャに接続し、サーバー ノードを展開します。

  2. [レプリケーション] フォルダを展開し、[ローカル パブリケーション] フォルダを展開します。

  3. サブスクリプションを再初期化するパブリケーションを右クリックし、[すべてのサブスクリプションの再初期化] をクリックします。

  4. [サブスクリプションの再初期化] ダイアログ ボックスでオプションを選択し、[再初期化するように設定] をクリックします。

レプリケーション モニタで単一のプッシュ サブスクリプションまたはプル サブスクリプションに再初期化を設定するには

  1. レプリケーション モニタで、左ペインのパブリッシャ グループを展開し、パブリッシャを展開してパブリケーションをクリックします。

  2. [すべてのサブスクリプション] タブをクリックします。

  3. 再初期化するサブスクリプションを右クリックし、[サブスクリプションの再初期化] をクリックします。

  4. [サブスクリプションの再初期化] ダイアログ ボックスでオプションを選択し、[再初期化するように設定] をクリックします。

レプリケーション モニタですべてのサブスクリプションに再初期化を設定するには

  1. レプリケーション モニタの左ペインでパブリッシャ グループを展開し、パブリッシャを展開します。

  2. サブスクリプションを再初期化するパブリケーションを右クリックし、[すべてのサブスクリプションの再初期化] をクリックします。

  3. [サブスクリプションの再初期化] ダイアログ ボックスでオプションを選択し、[再初期化するように設定] をクリックします。

参照

概念

サブスクリプションの再初期化

その他の技術情報

サブスクリプションを再初期化する方法 (レプリケーション Transact-SQL プログラミング)

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手