共通型システム

共通型システム (CTS: Common Type System) は、ランタイムにおける型の宣言、使用、および管理の方法を定義しており、ランタイムによる言語間統合のサポートにおいても重要な役割を果たします。共通型システムには次のような機能があります。

  • 言語間の統合、タイプ セーフ、およびパフォーマンスの高いコード実行を実現するフレームワークを確立します。

  • さまざまなプログラミング言語の完全な実装をサポートするオブジェクト指向モデルを提供します。

  • 異なる言語で記述されたオブジェクトが相互に対話できるように、各言語が準拠すべき規則を定義します。

このセクションの内容

  • 型定義
    ユーザー定義の型について説明します。
  • 型のメンバ
    イベント、フィールド、入れ子にされた型、メソッド、およびプロパティについて説明し、メンバのオーバーロード、オーバーライド、継承などの概念についても説明します。
  • 共通型システムのデリゲート
    デリゲート オブジェクトについて説明します。デリゲート オブジェクトは、アンマネージ関数ポインタの代わりに使用できるマネージ オブジェクトです。

関連するセクション

  • 共通言語ランタイム
    コードの実行を管理し、アプリケーション開発サービスを提供するランタイム環境について説明します。

参照

概念

.NET Framework Version 2.0 の新機能