AddressOf 演算子 (Visual Basic)

特定のプロシージャを参照するプロシージャ デリゲート インスタンスを作成します。

AddressOf procedurename

指定項目

  • procedurename
    必ず指定します。新しく作成されたプロシージャ デリゲートによって参照されるプロシージャを指定します。

解説

AddressOf 演算子により、procedurename で指定された関数を参照する関数デリゲートが作成されます。指定されたプロシージャがインスタンス メソッドである場合、関数デリゲートはインスタンスとメソッドの両方を参照します。その後、関数デリゲートが呼び出されると、指定されたインスタンスの指定されたメソッドが呼び出されます。

AddressOf 演算子は、デリゲート コンストラクターのオペランドとして使用できます。また、デリゲートの種類をコンパイラで決定できる状況で使用できます。

使用例

AddressOf 演算子を使って、ボタンの Click イベントを処理するデリゲートを指定する例を次に示します。

' Add the following line to Sub Form1_Load().
AddHandler Button1.Click, AddressOf Button1_Click

AddressOf 演算子を使用して、スレッドの起動関数を指定する例を次に示します。

Public Sub CountSheep()
    Dim i As Integer = 1 ' Sheep do not count from 0.
    Do While (True) ' Endless loop.
        Console.WriteLine("Sheep " & i & " Baah")
        i = i + 1
        System.Threading.Thread.Sleep(1000) 'Wait 1 second.
    Loop
End Sub

Sub UseThread()
    Dim t As New System.Threading.Thread(AddressOf CountSheep)
    t.Start()
End Sub

参照

関連項目

Declare ステートメント

Function ステートメント (Visual Basic)

Sub ステートメント (Visual Basic)

その他の技術情報

デリゲート (Visual Basic)