MaxLength プロパティ (Visual Basic 6.0 ユーザー向け)
更新 : 2007 年 11 月
Visual Basic 6.0 では、TextBox コントロールの MaxLength プロパティを使用して、テキスト ボックスに入力または表示できる文字列の長さを絶対的に制御できます。プログラムでそれより長い文字列も入力できますが、その場合は、MaxLength プロパティに設定された長さに自動的に切り詰められます。
Visual Basic 2008 では、プログラムで入力された文字列の長さが MaxLength プロパティの設定よりも優先されます。
動作の違いを示すコード例を次に示します。
' Visual Basic 6.0
Text1.MaxLength = 5
Text1.Text = "Longer than five"
MsgBox Text1.Text ' Displays "Longe".
' Visual Basic
Text1.MaxLength = 5
Text1.Text = "Longer than five"
MsgBox(Text1.Text) ' Displays "Longer than five".
次の操作
アプリケーションのデザインを見直して、テキスト ボックス内のテキストを MaxLength プロパティで設定された長さに常に制限してよいかどうかを確認します。
長さを常に制限する場合は、Text プロパティを設定しているコードをすべて探し、それぞれに対して、次の例のような文字列を切り詰めるコードを追加します。
' Old code Text1.Text = SomeString ' Replacement code If Len(SomeString) > Text1.MaxLength Then SomeString = Microsoft.VisualBasic.Left(SomeString, Text1.MaxLength) End If Text1.Text = SomeString
それ以外の場合は、コードをそのままにしておきます。ユーザーは MaxLength の設定による制限を受けますが、プログラムでは MaxLength の設定値より長い文字列も代入できます。