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クラス ビュー

クラス ビューには、開発中のアプリケーションで定義、参照、または呼び出されるシンボルが表示されます。 クラス ビューは、[表示] メニューから開くことができます。 上側にはオブジェクト ペイン、下側にはメンバー ペインという 2 つのペインがあります。 オブジェクト ペインには、シンボルの展開可能なツリー構造が表示され、トップレベル ノードはプロジェクトを表します。 ツリー内で選択したノードを展開するには、ノードの正符号 (+) をクリックするか、キーパッドのプラス キー (+) を押します。

アイコンは、名前空間、型、インターフェイス、列挙体、クラスなど、プロジェクト内で使用されている階層構造体を示します。 これらの構造体を展開すると、構造体のメンバーを一覧表示できます。 プロパティ、メソッド、イベント、変数、定数、およびその他の含まれているアイテムが、メンバー ペインに表示されます。

プロジェクトごとに表示されるこの階層構造によって、コード内のシンボルの構造が明確となります。 クラス ビューを使用して、ファイルを開いたり、シンボルが表示されている行に直接移動したりできます。 詳細については、「クラスとそのメンバーの表示」を参照してください。

[クラス ビュー] ツール バー

[クラス ビュー] ツール バーを使用すると、仮想フォルダーを追加したり、オブジェクト ペインやメンバー ペイン内を移動したりできます。 ツール バーの [クラス ビュー 設定] メニューを使用すると、オブジェクト階層ツリーの特定の表示形式を選択したり、利用可能なオブジェクトの中でどのオブジェクトを表示するかを指定したりできます。

  • [新しいフォルダー]
    新しいフォルダーまたはサブフォルダーを作成します。このフォルダーには、簡単にアクセスできるようにシンボルをドラッグして格納できます。 よく使うシンボルを整理するために使用すると便利です。 詳細については、「方法 : クラス ビューのフォルダーを使用する」を参照してください。

  • [戻る]
    以前に選択したアイテムに移動します。 このボタンをクリックし続けると、前に選択したアイテムを順にたどって、最初に参照したアイテムまで移動できます。 [戻る] ボタンおよび [次に進む] ボタンは、前に参照したアイテムの履歴リスト内を移動するために使用します。

  • [次に進む]
    [戻る] をクリックすると、使用できるようになります。 選択した次のアイテムに移動します。 このボタンをクリックし続けると、最後に選択したアイテムにまで戻ります。 [戻る] ボタンおよび [次に進む] ボタンは、前に参照したアイテムの履歴リスト内を移動するために使用します。

[クラス ビュー 設定]

[クラス ビュー] ツール バーの [クラス ビュー 設定] メニューを使用すると、アクティブなプロジェクトのオブジェクト階層構造ツリー用の特定の表示形式を選択したり、使用可能なオブジェクトおよびメンバーの中でどれを表示するかを指定したりできます。 以下の選択肢があります。 これらのコマンドの一部は、オブジェクト ペインおよびメンバー ペインのショートカット メニューからも実行できます。

  • [基本型の表示]
    オブジェクト ペインでの基本型の表示/非表示を切り替えます。

  • [派生型の表示]
    オブジェクト ペインでの派生型の表示/非表示を切り替えます。 Visual C++ と Visual C# だけで使用できます。

  • [プロジェクト参照の表示]
    プロジェクトで参照されているオブジェクトを一覧表示する仮想フォルダーの表示/非表示を切り替えます。

  • [非表示の型とメンバーの表示]
    オブジェクト ペインでの隠し型の表示/非表示およびメンバー ペインでの隠しメンバーの表示/非表示を切り替えます。

  • [パブリック メンバーの表示]
    クラスを使用するユーザーに対して、パブリックなメンバーが表示されます。

  • [プロテクト メンバーの表示]
    クラスを拡張するユーザーに対して、パブリック メンバーやプロテクト メンバーが表示されます。

  • [プライベート メンバーの表示]
    クラスを実装または使用するユーザーに対して、全アクセシビリティ レベルのメンバーが表示されます。

  • [他のメンバーの表示]
    パブリック、プロテクト、プライベート、継承のいずれのカテゴリにも分類されないメンバーが表示されます。 次に例を示します。

    次の Visual Basic コードでは、"Friend" がこのカテゴリに入ります。

    Friend Sub Test()
    End Sub
    

    次の Visual C# コードでは、"internal" がこのカテゴリに入ります。

    internal void InternalF() { } 
    
  • [継承メンバーの表示]
    メンバー ペインでの継承メンバーの表示/非表示を切り替えます。

オブジェクト ペイン

オブジェクト ペインには、シンボルの展開可能なツリー構造が表示され、トップレベル ノードはプロジェクトを表します。 オブジェクト ペインでオブジェクトを選択すると、そのメンバーがメンバー ペインに表示されます。

ヒント

オブジェクト ペインでフォルダー ノードを右クリックし、一覧から適切なコマンドをクリックすると、フォルダー ノードを並べ替えたり、グループ化したりできます。 詳細については、「方法 : クラス ビューを使用する」を参照してください。

メンバー ペイン

各オブジェクトには、プロパティ、メソッド、イベント、定数、変数、列挙値などのメンバーを格納できます。 オブジェクト ペインでオブジェクトを選択すると、そのメンバーがメンバー ペインに表示されます。

ヒント

メンバー ペインに表示されるメンバーは、右クリックしてショートカット メニューから適切なコマンドをクリックすると並べ替えることができます。 メンバー ペインに表示するメンバーを指定するには、[クラス ビュー] ツール バーの [クラス ビュー 設定] メニューを使用します。 詳細については、「方法 : クラス ビューを使用する」を参照してください。

参照

処理手順

方法 : クラス ビューを使用する

方法 : クラス ビューのフォルダーを使用する

方法 : オブジェクト、定義、および参照 (シンボル) を検索する

参照

コードとコンポーネントの参照

オブジェクト ブラウザー

[クラス ビュー] ウィンドウとオブジェクト ブラウザーのアイコン