方法 : Windows フォームの RichTextBox コントロールにスクロール バーを表示する
更新 : 2007 年 11 月
既定では、Windows フォームの RichTextBox コントロールには必要に応じて水平スクロール バーと垂直スクロール バーが表示されます。RichTextBox コントロールの ScrollBars プロパティには、下の表に示す 7 つの値を使用できます。
RichTextBox コントロールにスクロール バーを表示するには
Multiline プロパティを true に設定します。Multiline プロパティが false に設定されている場合、水平スクロール バーも含めてスクロール バーはまったく表示されません。
ScrollBars プロパティを RichTextBoxScrollBars 列挙体の適切な値に設定します。
値
説明
Both (既定値)
テキストがコントロールの幅または長さを超えた場合にだけ、水平スクロール バーまたは垂直スクロール バー、またはその両方を表示します。
どちらのスクロール バーも表示しません。
テキストがコントロールの幅を超えた場合にだけ、水平スクロール バーを表示します。WordWrap プロパティを false に設定する必要があります。
テキストがコントロールの高さを超えた場合にだけ、垂直スクロール バーを表示します。
WordWrap プロパティが false に設定されている場合に、水平スクロール バーを表示します。テキストがコントロールの幅を超えていない場合、スクロール バーは淡色表示になります。
垂直スクロール バーを常に表示します。テキストがコントロールの高さを超えていない場合、スクロール バーは淡色表示になります。
垂直スクロール バーを常に表示します。WordWrap プロパティが false に設定されている場合に、水平スクロール バーを表示します。テキストがコントロールの幅または高さを超えていない場合、スクロール バーは淡色表示になります。
WordWrap プロパティに適切な値を設定します。
値
説明
false
コントロールのテキストは、コントロールの幅に収まるように自動的に調整されないため、改行に達するまで右方向にスクロールされます。この値は、ScrollBars プロパティの設定で、水平スクロール バーまたは両方のスクロール バーを表示するように選択した場合に使用します。
true (既定値)
コントロール内のテキストは、コントロールの幅に収まるように自動的に調整されます。水平スクロール バーは表示されません。この値は、ScrollBars プロパティの設定で垂直スクロール バーを表示するか、どのスクロール バーも表示しないように選択した場合に使用して、1 つ以上の段落を表示します。