ダイアログ ボックス (C#)

プロジェクト デザイナー[ビルドの詳細設定] ダイアログ ボックスでは、プロジェクトの詳細ビルド構成プロパティを指定します。 このダイアログ ボックスは、Visual C# プロジェクトにのみ適用されます。

[全般]

次のオプションを使用すると、全般的な詳細設定を設定できます。

  • [言語バージョン]
    使用する言語のバージョンを指定します。 言語が備えている機能はバージョンごとに異なるため、このオプションを使用することで、実装された機能のサブセットだけを許可する (つまり、既存の規格と互換性のある機能だけを有効にする) ことを、コンパイラに対して強制できます。 この設定には、次のオプションがあります。

    • [ISO-1]

      ISO-1 規格の機能を対象とします。

    • default

      現在のバージョンを対象とします。

    詳細については、「/langversion (C# コンパイラ オプション)」を参照してください。

  • [内部コンパイル エラー報告]
    コンパイラ エラーを Microsoft にレポートするかどうかを指定します。 prompt に設定すると (既定値)、内部コンパイル エラーが発生したときに、エラー レポートを Microsoft に電子的に送信するかどうかを確認するメッセージが表示されます。 send に設定すると、エラー レポートは自動的に送信されます。 queue に設定すると、エラー レポートはキューに置かれます。 none に設定すると、エラーはコンパイラのテキスト出力としてのみ報告されます。 詳細については、「/errorreport (C# コンパイラ オプション)」を参照してください。

  • [演算のオーバーフローおよびアンダーフローのチェック]
    checked キーワードまたは unchecked キーワードのスコープ外にある整数算術演算ステートメントの結果がデータ型の範囲外の値になった場合に、実行時に例外を発生させるかどうかを指定します。詳細については、「/checked (C# コンパイラ オプション)」を参照してください。

  • [mscorlib.dll を参照しない]
    mscorlib.dll をプログラムにインポートして、System 名前空間全体を定義するかどうかを指定します。 System 名前空間およびオブジェクトを独自に定義または作成する場合は、このチェック ボックスをオンにします。 詳細については、「/nostdlib (C# コンパイラ オプション)」を参照してください。

出力

次のオプションを使用すると、詳細な出力オプションを指定できます。

  • [デバッグ情報]
    コンパイラによって生成されるデバッグ情報の種類を指定します。 アプリケーションのデバッグ パフォーマンスを設定する方法については、「イメージのデバッグの簡略化」を参照してください。 この設定には、次のオプションがあります。

    • [none]

      デバッグ情報が生成されないよう指定します。

    • [full]

      実行中のプログラムにデバッガーをアタッチできます。

    • pdbonly

      プログラムがデバッガーで開始されたときにはソース コードをデバッグできますが、実行中のプログラムをデバッガーにアタッチしたときはアセンブラーしか表示されません。

    詳細については、「/debug (C# コンパイラ オプション)」を参照してください。

  • ファイル アライメント
    出力ファイル内のセクションのサイズを指定します。 有効な値は 512102420484096、および 8192 です。 これらの値はバイト単位です。 各セクションは、この値の倍数である境界上に配置され、出力ファイルのサイズに影響します。 詳細については、「/filealign (C# コンパイラ オプション)」を参照してください。

  • [DLL ベース アドレス]
    DLL を読み込む位置として推奨されるベース アドレスを指定します。 DLL の既定のベース アドレスは、.NET Framework 共通言語ランタイムによって設定されます。 詳細については、「/baseaddress (C# コンパイラ オプション)」を参照してください。

参照

参照

[ビルド] ページ (プロジェクト デザイナー) (C#)

その他の技術情報

C# コンパイラ オプション