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方法 : WCF サービスおよび ASP.NET Web サービス クライアントを相互運用するために構成する

ASP.NET Web サービス クライアントと相互運用できるように Windows Communication Foundation (WCF) サービス エンドポイントを構成するには、サービス エンドポイントのバインディングの種類として System.ServiceModel.BasicHttpBinding を使用します。

必要に応じて、HTTPS およびトランスポート レベルのクライアント認証のサポートをこのバインディングで有効にできます。ASP.NET Web サービス クライアントでは MTOM メッセージ エンコーディングがサポートされていないため、System.ServiceModel.BasicHttpBinding.MessageEncoding プロパティは、既定値である System.ServiceModel.WSMessageEncoding.Text のままにしておきます。また、ASP.Net Web サービス クライアントでは WS-Security がサポートされていないため、System.ServiceModel.BasicHttpBinding.SecurityTransport に設定する必要があります。

WCF サービスのメタデータを ASP.NET Web サービス プロキシ生成ツール (つまり Web サービス記述言語ツール (Wsdl.exe)Web サービス検出ツール (Disco.exe)、および Visual Studio の Web 参照の追加機能) で利用できるようにするには、HTTP/GET メタデータ エンドポイントを公開する必要があります。

コードを使用して ASP.NET Web サービス クライアントと互換性のある WCF エンドポイントを追加するには

  1. 新しい BasicHttpBinding インスタンスを作成します。

  2. 必要に応じて、バインディングのセキュリティ モードを Transport に設定して、このサービス エンドポイント バインディングのトランスポート セキュリティを有効にします。詳細については、「トランスポート セキュリティ」を参照してください。

  3. 上で作成したバインディング インスタンスを使用して、サービス ホストに新しいアプリケーション エンドポイントを追加します。コードを使用してサービス エンドポイントを追加する方法の詳細については、「方法 : コード内にサービス エンドポイントを作成する」を参照してください。

  4. サービス用に HTTP/GET メタデータのエンドポイントを有効にします。詳細については、「方法 : コードを使用してサービスのメタデータを公開する」を参照してください。

構成ファイルを使用して ASP.NET Web サービス クライアントと互換性のある WCF エンドポイントを追加するには

  1. 新しい BasicHttpBinding バインディング構成を作成します。詳細については、「方法 : 構成でサービス バインディングを指定する」を参照してください。

  2. 必要に応じて、バインディングのセキュリティ モードを Transport に設定して、このサービス エンドポイント バインディング構成のトランスポート セキュリティを有効にします。詳細については、「トランスポート セキュリティ」を参照してください。

  3. 上で作成したバインディング構成を使用して、サービスに新しいアプリケーション エンドポイントを構成します。構成ファイルを使用してサービス エンドポイントを追加する方法の詳細については、「方法 : 構成にサービス エンドポイントを作成する」を参照してください。

  4. サービス用に HTTP/GET メタデータのエンドポイントを有効にします。詳細については、「方法 : 構成ファイルを使用してサービスのメタデータを公開する」を参照してください。

ASP.NET Web サービス クライアントと互換性のある WCF エンドポイントをコードおよび構成ファイルで追加する方法を次のコード例に示します。

関連項目

タスク

方法 : コード内にサービス エンドポイントを作成する
方法 : コードを使用してサービスのメタデータを公開する
方法 : 構成でサービス バインディングを指定する
方法 : 構成にサービス エンドポイントを作成する
方法 : 構成ファイルを使用してサービスのメタデータを公開する

概念

メタデータを使用する

その他の技術情報

トランスポート セキュリティ