SetupWarehouse
更新 : 2007 年 11 月
SetupWarehouse を使用すると、オンライン分析処理 (OLAP) データベースまたはリレーショナル データベースを再度ビルドできます。
SetupWarehouse コマンド ライン ユーティリティは、Team Foundation Server アプリケーション層の Drive:\Program Files\Microsoft Visual Studio 2008 Team Foundation Server\Tools にあります。
.gif "メモ") メモ : |
|---|
管理資格情報を使ってログオンした場合であっても、Windows Server 2008 を実行中のサーバーに対してこの機能を実行するには、昇格した特権でコマンド プロンプトを開く必要があります。昇格した特権のコマンド プロンプトを開くには、[スタート] をクリックし、[コマンド プロンプト] を右クリックして、[管理者として実行] をクリックします。詳細については、Microsoft Web サイトを参照してください。 |
必要なアクセス許可
SetupWarehouse コマンドを使用するには、Team Foundation データ層サーバーの SQL Server の sysadmin セキュリティ グループのメンバである必要があります。詳細については、「Team Foundation Server のアクセス許可」を参照してください。
SetupWarehouse [-v] [-o] -s ServerName -d Database -c ConfigFile -a AccountName -ra DataReaderAccountName [-l LogFile] [-mturl MidTierUrl] [-edt TeamBuildDbName] -rebuild
パラメータ
オプション / 引数 |
説明 |
|---|---|
-v |
省略可能です。このオプションを指定すると、詳細出力が作成されます。-l オプションを指定すると、この出力がログ ファイルに書き込まれます。 |
-o |
必ず指定します。このオプションを使用すると、OLAP データベースだけが作成されます。ウェアハウス キューブだけが再度ビルドされます。 |
-s ServerName |
必ず指定します。データ層サーバー名です。 |
-d Database |
必ず指定します。ウェアハウス データベース名です。 |
-c ConfigFile |
必ず指定します。ウェアハウス スキーマ構成 XML ファイルです。 |
-a AccountName |
必ず指定します。サービス アカウントの名前です。domain\user 形式で指定します。 |
-ra DataReaderAccountName |
必ず指定します。リーダー アカウントの名前です。domain\user 形式で指定します。 |
-l LogFile |
省略可能です。出力用のログ ファイルです。 |
-mturl MidTierUrl |
必ず指定します。Team Foundation Server ドメインの URL です (http://machine1:8080 など)。 |
-edt TeamBuildDbName |
必ず指定します。Team Foundation ビルド データベースの名前です。 |
-rebuild |
必ず指定します。ウェアハウス データベースのビルドを再度実行します。これによって、ウェアハウス内のすべてのデータが再設定されます。 |
解説
Team Foundation Server のウェアハウスには、リレーショナル データベースと OLAP データベースがあります。Team Foundation Server のウェアハウス セットアップ ツールである Setupwarehouse を使用すると、OLAP データベースまたはリレーショナル データベースを再度ビルドできます。これは、障害復旧やサーバーの移動時など、バックアップと復元を行う場合に便利です。詳細については、「方法 : Team Foundation のデータを復元する」を参照してください。
サポートされている使用法
Setupwarehouse.exe のサポートされている組み合わせは以下のとおりです。
OLAP のリビルド (-v オプションおよび -l オプションは省略可能)
Setupwarehouse -o -s ServerName -d TFSWarehouse -c warehouseSchema.xml -mturl "http://ServerName:Port" -a TFSServiceAccount -ra TFSReportAccountデータベースのリビルド (-v オプションおよび -l オプションは省略可能)
setupwarehouse -rebuild -mturl "http://ServerName:Port" -s ServerName -d TFSWarehouse -c wareHouseSchema.xml -a TFSServiceAccount -ra TFSReportAccount -edt TfsBuild
使用例
次のコマンドを実行すると、Analysis Services のデータ キューブが、基になる TFSWarehouse データベースから再度ビルドされます。
>setupwarehouse -o -s ServerName -d TFSWarehouse -c warehouseschema.xml -a TFSServiceAccount -ra TFSReportAccount