Team Foundation ビルドのテストのトラブルシューティング
更新 : 2007 年 11 月
以下のセクションでは、Team Foundation ビルドのテストを構成するときによく発生する問題のトラブルシューティングについて説明します。
ログ ファイルにエラーが記録される
Team Foundation ビルドでスタティック分析を実行すると、次のエラーのいずれかまたは両方がログ ファイルに記録されることがあります。
マネージ バイナリでコード分析を実行するためには、MSBuild が FxCop を起動しなければなりません。MSBuild は FxCop バイナリを見つけられません。Visual Studio Team System Development Edition または Visual Studio Team System Team Foundation Server がインストールされていることを確認して、"Visual Studio コマンド プロンプト" から MSBuild を実行するか、または FXCOPDIR 環境変数を設定して FxCop へのパスを指定してください。
ターゲット RunTestWithConfiguration:
MSBUILD : 警告 : Visual Studio Team System Test Edition または Visual Studio Team System Development Edition では、テストを Team Foundation ビルドの一部として実行しなければなりません。
タスクが ContinueOnError=true を伴って呼び出されたため、前のエラーは警告に変換されました。
タスク "TestToolsTask" の "ContinueOnError" が "true" に設定されているため、ビルドを続行しています。
プロジェクト "TFSBuild.proj" 内のターゲット "RunTestWithConfiguration" のビルドが終了しました。
解決策
Visual Studio Team System Development Edition をインストールして、単体テスト、スタティック分析ツール、またはコード カバレッジを実行します。Web テストおよびロード テストも必要な場合は、代わりに Visual Studio Team System Test Edition をインストールします。
"MSBUILD : 警告 : 指定されたキャストは有効ではありません" が発生する
ビルド処理に空のテスト リストまたはサブテスト リストが含まれていないことを確認します。空のリストがある場合は、TFSBuild.proj ファイルを編集して削除します。
実行するテスト ケースがない
ビルドに少なくとも 1 つのテスト リストが含まれていることと、各テスト リストに少なくとも 1 つのテストが含まれていることを確認します。
発行処理が失敗する
Visual Studio Team Foundation ビルド サービス アカウントに、発行の格納場所への "フル コントロール" のアクセス許可があることと、格納場所が共有フォルダであることを確認します。
構成ファイルに追加したファイルがビルドにコピーされない
localtestrun.testrunconfig ファイルを編集してテスト リストにテキスト ファイルを追加する場合は、deploymentItems の <path type="file path" > 行を見つけ、ディレクトリ位置の末尾の "\" 文字を削除します。たとえば、DH2.Test.TR.CRM\Conditions\ を DH2.Test.TR.CRM\Conditions に変更します。