互換性に影響する変更点 (MFC)
更新 : 2007 年 11 月
ここでは、互換性に影響する MFC の変更点について説明します。
互換性に影響する変更点
影響を受けるクラスまたは機能 |
説明 |
---|---|
CTime クラスは、1/1/1970 C.E. ではなく 1/1/1900 C.E. から開始する日付を受け入れるようになりました。 |
|
MFC ダイアログ内のコントロールのタブ オーダー |
MFC ActiveX コントロールがタブ オーダーに挿入された場合、MFC ダイアログ内の複数のコントロールの正しいタブ オーダーが壊されます。この変更により、この問題が解決されます。 たとえば、ActiveX コントロールと複数の編集コントロールがある MFC ダイアログ アプリケーションを作成します。ActiveX コントロールを編集コントロールのタブ オーダーの中央に配置します。アプリケーションを起動し、タブ オーダーが ActiveX コントロールの後にある編集コントロールをクリックし、次にタブで移動します。この変更が行われる前は、タブ オーダー内の次の編集コントロールではなく、ActiveX コントロールの後の編集コントロールにフォーカスが移動しました。 |
CFileDialog クラスのカスタム テンプレートは、Windows Vista に自動的には移植できません。これらはまだ使用できますが、追加機能と Windows Vista スタイル ダイアログの外観はありません。 |
|
CWnd::GetMenuBarInfo メソッドは削除されました。 CFrameWnd::GetMenuBarInfo メソッドは、仮想メソッドではなくなりました。詳細については、Windows SDK の「GetMenuBarInfo Function」を参照してください。 |
|
MFC ISAPI のサポート |
MFC は、ISAPI (Internet Server Application Programming Interface) でのアプリケーションのビルドをサポートしなくなりました。ISAPI アプリケーションをビルドする場合は、ISAPI 拡張機能を直接呼び出します。 |
複数の MFC メソッドの ANSI バージョンの使用は推奨されていません。今後のアプリケーションでは、これらのメソッドの Unicode バージョンを使用してください。詳細については、「Windows Vista コモン コントロールの作成要件」を参照してください。 |