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IDE の特定のインスタンスへのアタッチ

Visual Studio アドインは、Visual Studio 2013 では使用されなくなりました。 アドインを VSPackage 拡張機能にアップグレードしてください。 アップグレードの詳細については、「FAQ: アドインを VSPackage 拡張に変換する」を参照してください。

複数のインスタンスを実行中に Visual Studio 統合開発環境 (IDE: Integrated Development Environment) の特定のインスタンスにアタッチするには、2 つの方法があります。

いずれの方法でもモニカーを使用します。 モニカーとは、オブジェクト (この場合は IDE) にバインドされる名前です。モニカーを使用すると、バインド オブジェクトの特定、アクティブ化、およびそのオブジェクトへのアクセスを実行できます。 実際のオブジェクトの場所に関する具体的な情報は必要ありません。 この点において、モニカーの動作は、Windows でのプログラムに対するショートカットの動作に似ています。

IDE の特定のインスタンスにアタッチするには、次の 2 つの方法があります。

  • ソリューション ファイル パス モニカーを使用します。

  • アイテム モニカーを使用します。

ソリューション ファイル パス モニカー

アタッチ先の Visual Studio IDE のインスタンスにソリューションが開かれている場合、ソリューション ファイル パス モニカーを使用して、そのインスタンスにアタッチできます。 そのファイル モニカーは、ファイルのソリューション オブジェクトと共に、ランニング オブジェクト テーブル (ROT: Running Object Table) に登録されます。 そのオブジェクトにアクセスするには、Solution.DTE を使用します。

アイテム モニカー

Visual Studio では、ProgID もアイテム モニカーとして ROT に登録されます。 ProgID は、DTE プロセスの名前とプロセス ID で構成されています。 そのため、たとえば、オブジェクトの ROT エントリは "!VisualStudio.DTE.10.0:1234" になります。この場合、1234 はプロセス ID を示します。

参照

処理手順

方法 : DTE オブジェクトおよび DTE2 オブジェクトへの参照を取得する

その他の技術情報

オートメーション アセンブリおよび DTE2 オブジェクトの参照