方法 : ActiveSync を使用せずに Windows CE デバイスに接続する

更新 : 2007 年 11 月

ActiveSync が使用できない場合、Visual Studio では、必要な接続ファイルが自動的にはデバイスにコピーされません。これらのファイルをデバイスにインストールし、Visual Studio の接続構成を変更して、デバイスのセキュリティを確立するには、次の手順を使用します。

最初の 2 つの手順は、デバイスと Visual Studio を準備するために、1 回だけ実行する必要があります。最後の手順は、セキュリティを設定して接続を確立するため、Visual Studio の新しいインスタンスから接続するたびに繰り返し実行する必要があります。

メモ :
お使いのマシンで、Visual Studio ユーザー インターフェイスの一部の要素の名前や場所が、次の手順とは異なる場合があります。これらの要素は、使用している Visual Studio のエディションや独自の設定によって決まります。詳細については、「Visual Studio の設定」を参照してください。

1. 利用できる接続を使用して、デバイスの drive:\Windows\ フォルダに次のファイルをコピーします。既定では、これらのファイルは、開発用コンピュータの drive:\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\CoreCon\1.0\Target\wce400\<CPU> にあります。

   • Clientshutdown.exe

   • ConmanClient2.exe

   • CMaccept.exe

   • eDbgTL.dll

   • TcpConnectionA.dll

2. デバイスのコマンド プロンプトから、conmanclient2.exe を実行します。

3. デバイスの IP アドレスを決定します。

1. Visual Studio で、[ツール] メニューの [オプション] をクリックし、[デバイス ツール] を展開します。次に、[デバイス] をクリックします。

2. [Windows CE 5.0 デバイス] を選択し、[プロパティ] をクリックします。

3. [トランスポート] ボックスの右側で、[構成] をクリックします。

4. [TCP/IP トランスポートの構成] ダイアログ ボックスで、[特定の IP アドレスを使用] を選択し、デバイスの IP アドレスを入力します。

5. ダイアログ ボックスを閉じます。

   デバイスのリセットを求めるメッセージが表示された場合は、ソフト リセットで十分です。

1. デバイスのコマンド プロンプトで、cMaccept.exe を実行します。

2. 3 分以内にデバイスに接続します。

   3 分以内に最初の接続を確立すると、同じ Visual Studio インスタンスを使用している限り、無期限で配置およびデバッグを続行できます。Visual Studio の別のインスタンスから接続する必要がある場合は、このセキュリティに関する手順をもう一度実行する必要があります。

   テーブルを展開する

   セキュリティに関するメモ :
   この cMaccept を使用した手順は、デバイスのセキュリティを無効にすることで省略できます。そのためには、レジストリで HLKM\System\CoreConOverrideSecurity = 1 DWORD 値を設定します。詳細については、「方法 : デバイスのレジストリ設定を変更する」を参照してください。ただし、セキュリティを無効にすると、デバイスを悪意のある攻撃にさらすことになるため、適切な対策を用意している場合を除いて、この操作を行わないことをお勧めします。

デバイス プロジェクトのリモート ツール

スマート デバイスとエミュレータの使用