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チュートリアル:選択式を使用したフィルタ

概要

選択式は、Crystal レポートに表示するレコードをフィルタするために使用されます。選択式の記述には、Basic 構文と Crystal 構文を使用できます。選択式の記述方法の詳細については、「式リファレンス」を参照してください。

このチュートリアルでは、顧客レコードをフィルタする選択式を作成します。ここでは、“前年度取引高”フィールドが指定値よりも大きいものが選択され、“顧客名”フィールドが別の文字列と比較されます。“顧客名”フィールドの比較演算子の選択には、ListBox コントロールが使用されます。指定した文字列値と等しいか、その値未満か、それより大きいか、それ以下か、それ以上か、または等しくない顧客名を表示するように選択できます。

式は、文字列変数として CrystalReportViewer クラスの SelectionFormula プロパティに渡されます。プロパティが設定されると、そのCrystalReportViewer コントロールにバインドしている Crystal レポートは、表示前にフィルタされるようになります。

サンプル コード

このチュートリアルは、プロジェクトの完全バージョンを示す Visual Basic および C# のサンプル コードと共に提供されます。このチュートリアルの手順に従って新しいプロジェクトを作成するか、またはサンプル コード プロジェクトを開いて完全バージョンを使用します。

サンプル コードは言語とプロジェクト タイプに分類され、フォルダに格納されています。各サンプル コード バージョンのフォルダ名は次のとおりです。

  • C# Web サイト:CS_Web_CRVObjMod_FilteringData
  • C# Windows プロジェクト:CS_Win_CRVObjMod_FilteringData
  • Visual Basic Web サイト:VB_Web_CRVObjMod_FilteringData
  • Visual Basic Windows プロジェクト:VB_Win_CRVObjMod_FilteringData

これらのサンプルが格納されたフォルダを探すには、「チュートリアルのサンプル コード」を参照してください。

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