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RDC(Crystal Reports for Visual Basic 6)から .NET への移行

Visual Basic 6 から .NET Framework への他のコード移行と同様に、Visual Basic 6 の Report Designer コンポーネントを Crystal Reports .NET に移行する場合にも、再コード化が必要になります。これは、新しい .NET API が COM API とは異なるためです。ただし、Visual Basic から .NET への移行により、厳密な型指定やマネージド コードなど、.NET によって提供される多くのメリットを利用できるようになります。

Note

Visual Basic 6 の RDC と Crystal Reports .NET の各バージョン間の関係図については、「移行図」を参照してください。

RDC API と Crystal Reports .NET API

Crystal Reports .NET API には RDC API とは明らかに異なる点があります。Crystal Reports for Visual Studio のドキュメンテーションでは、豊富な概念情報とチュートリアルを使用して、Crystal Reports for Visual Studio での強力なレポーティング アプリケーションの構築方法を説明しています。

現在のステータス

Microsoft は、COM Interop を使用することで .NET の COM をサポートします。Business Objects は .NET の RDC を直接テストすることはありませんが、開発者はそれぞれのアプリケーションで .NET の RDC を適切に使用しています。Business Objects は .NET 用に設計され、テストされたアプリケーションに移行することを強くお勧めします。これらの新しい製品は、.NET 開発環境に直接埋め込まれるように設計されており、新しい .NET 機能を利用できます。

RDC は、Crystal Reports XI で使用できなくなりました。Crystal Reports 2008 では、RDC はサポートされません。

Note

Business Objects は、Crystal Reports for Visual Studio の他にも強力な .NET レポーティング アプリケーションを提供しています。詳細については、「アップグレード オプション」を参照してください。