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network packet size オプション

network packet size オプションは、ネットワーク全体で使用するパケット サイズ (バイト単位) を設定する場合に使用します。パケットとは、固定サイズのデータのチャンクで、クライアントとサーバー間で要求および結果を転送します。Microsoft SQL Server の既定のパケット サイズは 4,096 バイトです。アプリケーションで一括コピー操作を行ったり、大量の text 型または image 型のデータを送受信する場合は、パケット サイズを既定値より大きくすると、ネットワークの読み取りと書き込みの操作が少なくなるので効率が向上します。アプリケーションで送受信する情報量が少ない場合は、パケット サイズを 512 バイトに設定できます。これは、ほとんどのデータ転送に十分なサイズです。

ms187866.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
パフォーマンスが向上するという確信がない場合は、パケット サイズを変更しないでください。ほとんどのアプリケーションでは、既定のパケット サイズが最適です。

異なるネットワーク プロトコルを使用しているシステムでは、最も一般的に使用されるプロトコル向けのサイズに network packet size を設定します。ネットワーク プロトコルで大きなパケットがサポートされるときは、network packet size オプションを設定することでネットワーク パフォーマンスを向上できます。クライアント アプリケーションはこの値を上書きできます。

OLE DB 関数、ODBC (Open Database Connectivity) 関数、および DB-Library 関数を呼び出してパケット サイズを変更することもできます。

network packet size オプションは拡張オプションです。sp_configure システム ストアド プロシージャを使用して設定を変更している場合は、show advanced options を 1 に設定したときのみ、network packet size を変更できます。この設定を変更すると、以降の新しい接続すべてに新しい値が適用されます。

参照

概念

サーバー構成オプションの設定

その他の技術情報

RECONFIGURE (Transact-SQL)
sp_configure (Transact-SQL)

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手