[リンク サーバーのプロパティ] ([サーバー オプション] ページ)
このタブは、以下のオプションの表示または指定に使用します。
オプション
[照合順序互換]
リンク サーバーに対する分散クエリの実行に影響を与えます。このオプションを true に設定した場合、Microsoft SQL Server は、文字セットと照合順序 (並べ替え順序) に関して、リンク サーバー内のすべての文字がローカル サーバーと互換性があると仮定します。これにより、文字を含む列の比較を SQL Server からプロバイダに送信できるようになります。このオプションが設定されていない場合、SQL Server では文字を含む列の比較の評価は常にローカルで行われます。このオプションは、リンク サーバーに対応するデータ ソースがローカル サーバーと同じ文字セットと並べ替え順序を持っていることが確認できている場合のみ設定します。
[データ アクセス]
分散クエリ アクセスに対してリンク サーバーを有効または無効にします。[RPC]
指定されたサーバーからの RPC を有効にします。[RPC 出力]
指定されたサーバーへの RPC を有効にします。[リモート照合順序を使用]
リモート列とローカル サーバーのどちらの照合順序を使用するかを指定します。true の場合、SQL Server データ ソースに対してはリモート列の照合順序を使用し、SQL Server 以外のデータ ソースに対しては [照合順序名] で指定した照合順序を使用します。
false の場合、分散クエリは常にローカル サーバーの既定の照合順序を使用します。[照合順序名] とリモート列の照合順序は無視されます。既定値は false です。
[照合順序名]
[リモート照合順序を使用] が true、かつ、データ ソースが SQL Server データ ソースでない場合に、リモート データ ソースが使用する照合順序の名前を指定します。SQL Server がサポートしている照合順序名のいずれかを指定する必要があります。このオプションは、SQL Server 以外の OLE DB データ ソースにアクセスし、その照合順序が SQL Server 照合順序のいずれかと一致する場合に使用します。
リンク サーバーは、そのサーバー内のすべての列で使用される単一の照合順序をサポートしている必要があります。リンク サーバーが、単一のデータ ソース内で複数の照合順序をサポートしているか、リンク サーバーの照合順序が SQL Server 照合順序のいずれかと一致するかどうかが判断できない場合は、このオプションを設定しないでください。
[接続タイムアウト]
リンク サーバーに接続する場合のタイムアウト値です (秒単位)。値が 0 の場合は、sp_configure の既定の remote query timeout オプション 値を使用します。
[クエリ タイムアウト]
リンク サーバーに対するクエリのタイムアウト値です (秒単位)。値が 0 の場合は、sp_configure の既定の query wait オプション 値を使用します。
[分散トランザクションのプロモーションを有効化]
このオプションを使用して、Microsoft 分散トランザクション コーディネータ (MS DTC) トランザクションにより、サーバー間のプロシージャのアクションを保護します。このオプションが TRUE の場合、リモート ストアド プロシージャを呼び出すと分散トランザクションが開始され、トランザクションは MS DTC に参加します。詳細については、「sp_serveroption (Transact-SQL)」を参照してください。