ホスト プロセス (vshost.exe)
更新 : 2007 年 11 月
ホスト プロセスは、Visual Studio 2005 の機能で、デバッガのパフォーマンスを向上させ、部分信頼デバッグと、デザイン時の式評価を可能にします。ホスト プロセス ファイルは、そのファイル名の一部が vshost となっており、プロジェクトの出力フォルダにあります。詳細については、「プロセスのデバッグとホスト」を参照してください。
メモ : |
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ホスト プロセス ファイル (.vshost.exe) は Visual Studio 2005 が使用するので、直接実行したり、アプリケーションで配置したりしないでください。 |
向上したデバッグ パフォーマンス
ホスト プロセスは、アプリケーション ドメインを作成し、デバッガをアプリケーションに関連付けます。これらのタスクを実行すると、デバッグが開始されてからアプリケーションが実行するまでの間に著しい遅れが生じることがあります。ホスト プロセスは、アプリケーション ドメインを作成し、バックグラウンドでデバッガを関連付け、アプリケーション ドメインとアプリケーション実行時のデバッガの状態を保存することで、パフォーマンスを向上させます。アプリケーション ドメインの詳細については、「アプリケーション ドメイン」を参照してください。
部分信頼デバッグ
アプリケーションは、プロジェクト デザイナの [セキュリティ] ページで、部分信頼アプリケーションとして指定できます。部分信頼アプリケーションをデバッグするには、アプリケーション ドメインの特別な初期化が必要になります。この初期化は、ホスト プロセスが行います。
デザイン時の式評価
デザイン時の式評価を使うと、アプリケーションを実行せずに [イミディエイト] ウィンドウからコードをテストできます。ホスト プロセスが、デザイン時の式評価でこのコードを実行します。詳細については、「[イミディエイト ウィンドウ]」を参照してください。