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ビルドの詳細 Web ページの概要

更新 : 2007 年 11 月

Team Foundation ビルドは、インターネット経由で参照できる Team Foundation ビルドの詳細 Web ページを含めるように構成できます。チーム メンバは、この Web ページをリモートで使用して、ビルドの状態をチェックできます。また、この Web ページは、ビルド通知の電子メール メッセージに関連付けることもできます。詳細については、「方法 : ビルドの通知の電子メールを受け取る」を参照してください。

Team Foundation ビルドの詳細 Web ページのセクション

Team Foundation ビルドの詳細 Web ページには、以下の 5 つのセクションが含まれています。

  • 概要

  • ビルド ステップ

  • 結果の詳細

  • 関連付けられた変更セット

  • 関連付けられた作業項目

概要

概要のセクションには、ビルドの名前、チーム プロジェクト、ビルド定義、コンピュータなど、以下の情報が含まれています。

概要の項目

説明

サンプルの出力

ビルド名

ビルドの名前と、ビルドのバイナリの格納場所へのリンクを示します。

Nightly 050615.00

要求者

ビルドを要求しているユーザーの名前を示します。

ドメイン\ユーザー名

チーム プロジェクト

チーム プロジェクトの名前を示します。

Tour Package Service v2.2

定義名

実行したビルド定義の名前を示します。

夜間ビルド

エージェント名

ビルド定義に対して指定されたビルド エージェントの名前を示します。

AdventureWorks_BuildLab01

コマンド ライン引数

このビルド定義に関連付けられたコマンド ライン引数です (存在する場合)。

/verbosity:detailed

開始日時

ビルドが開始された時点の日時のスタンプを示します。

06/20/2008 03:00:00 AM

完了日時

ビルドが完了した時点の日時のスタンプを示します。

06/20/2008 03:22:10 AM

最終更新者

ビルドを最後に変更したユーザーの名前を示します。

ドメイン\ユーザー名

最終更新日時

ビルドが最後に変更されたときの日付と時刻のスタンプを示します。

06/20/2008 03:22:10 AM

品質評価

ビルドの品質を示します。

未検査

開かれている作業項目

ビルド処理によって作成された作業項目を示します。

バグ 1234 (アクティブ/未割り当て)

ソース管理バージョン

ビルドされているファイルのソース管理バージョンです。

C27

ログ

ビルド ログのパスを示します。

\\Builds\drops\nightlybuilds\20050620.00\logfiles\buildlog.txt

カスタム タスク イベント

カスタム タスク イベントのパスを示します。

\\Builds\drops\nightlybuilds\20050620.00\logfiles\customtasks.xml

ビルド ステップ

ビルド ステップのセクションには、ビルド処理で実行されたビルド定義と関連付けられたステップが表示されます。実際の出力は、ビルド定義と関連付けられたファイルやビルドの成否によって異なります。また、ビルド ステップには、06/20/2008 03:00.00 などの日付と時刻のスタンプが含まれます。ビルド ステップには以下が含まれます。

  • ビルドを初期化しています

  • ソースを取得しています

  • ソースをコンパイルしています

  • <プラットフォーム><フレーバー> の <ソリューション名> をコンパイルしています

  • <プロジェクト名> をコンパイルしています

  • テストを実行しています

  • 変更セットのリストを生成し、作業項目を更新しています (メモ   ビルドが成功した場合のみ表示されます)

  • 変更セットを取得しています (メモ   ビルドが中断した場合に表示されます)

  • 作業項目を作成しています (メモ   ビルドが中断した場合に表示されます)

  • 格納場所にバイナリをコピーしています

  • 格納場所にログ ファイルをコピーしています

  • 成功

  • 失敗しました

  • 停止

結果の詳細

結果の詳細のセクションには、特定のビルドの構成に関連付けられたエラーと警告メッセージが表示されます。たとえば、x86/Debug などです。

詳細の項目

説明

サンプルの出力

結果の詳細、x86/Debug

実行されたプラットフォームと構成の組み合わせに対応する、エラーと警告の数、テスト結果、およびカバレッジの結果を表示します。

4 エラー、12 警告、テスト結果はありません、カバレッジの結果はありません (X86Debug.error)

結果の詳細、x86/Retail

実行されたビルドの種類に対応する、エラーと警告の数、テスト結果、およびカバレッジの結果を表示します。

0 エラー、10 警告、成功したテスト 8/10、カバーされた行数 42% (X86Retail.error)

関連付けられた変更セット

関連付けられた変更セットのセクションには、ビルドに関連付けられた変更セットや、それらをチェックインしたユーザーについての情報が表示されます。

関連付けられた変更セットの項目

サンプルの出力

1001

チェックインしたユーザー : Jdoe

コメント : AddTo_ および RemoveFromShoppingCart を更新しました。

1002

チェックインしたユーザー : Jdoe

コメント : 要件 1 につきビジネス ロジックを更新しました。

1003

チェックインしたユーザー : Jdoe

コメント : 要件 2 につきビジネス ロジックを更新しました。

関連付けられた作業項目

関連付けられた作業項目のセクションには、ビルドに関連付けられた作業項目や、それらをチェックインしたユーザーについての情報が表示されます。

関連付けられた作業項目

サンプルの出力

3479

タイトル : AppDiscount Web サービス メソッドの追加

チェックイン アクション : 関連付け

変更者 : Jdoe

ログ ファイル

Microsoft Visual Studio Team System 2008 Team Foundation Server Service Pack 1 エディションのログ ファイルには "Reason" プロパティが含まれ、ビルドに使用されたビルド トリガが一覧表示されます。一覧表示される値を以下に示します。

  • Manual   ビルドは手動でキューに配置されました。

  • IndividualCI   チェックイン後に毎回ビルドが実行されるよう設定された、継続的な統合ビルドです。

  • BatchedCI   バッチ処理されるチェックイン後にビルドが実行されるよう設定された、継続的な統合ビルドです。

  • Schedule   スケジュールが設定された定期ビルドです。

  • ScheduleForced   新たな変更がチェックインされずに開始された、スケジュールが設定された定期ビルドです。

  • 詳細については、「Reason プロパティ」を参照してください。

参照

処理手順

方法 : ビルドの通知の電子メールを受け取る

概念

ビルド レポートの概要

その他の技術情報

Team Foundation ビルドでビルドを実行する