sys.sysdatabases (Transact-SQL)

Microsoft SQL Server 2005 のインスタンスのデータベースごとに 1 行のデータを保持します。SQL Server をインストールした当初の sysdatabases には、mastermodelmsdb、および tempdb の各データベースのエントリが含まれています。

ms179900.note(ja-jp,SQL.90).gif重要 :
この SQL Server 2000 システム テーブルは、下位互換性を保つためにビューとして含まれています。代わりに、現在の SQL Server システム ビューを使用することをお勧めします。対応するシステム ビューを調べるには、「SQL Server 2005 システム ビューへの SQL Server 2000 システム テーブルのマッピング」を参照してください。この機能は、将来のバージョンの Microsoft SQL Server では削除される予定です。新規の開発作業ではこの機能を使用しないようにし、現在この機能を使用しているアプリケーションは修正することを検討してください。
列名 データ型 説明

name

sysname

データベース名です。

dbid

smallint

データベース ID です。

sid

varbinary(85)

データベース作成者のシステム ID です。

mode

smallint

データベースの作成中に内部で使用し、データベースをロックします。

status

int

ステータス ビットです。その一部は、次のように ALTER DATABASE を使用して設定できます。

1 = autoclose (ALTER DATABASE)

4 = select into/bulkcopy (SET RECOVERY を使用する ALTER DATABASE)

8 = trunc. log on chkpt (SET RECOVERY を使用する ALTER DATABASE)

16 = torn page detection (ALTER DATABASE)

32 = loading

64 = pre recovery

128 = recovering

256 = not recovered

512 = offline (ALTER DATABASE)

1024 = read only (ALTER DATABASE)

2048 = dbo use only (SET RESTRICTED_USER を使用する ALTER DATABASE)

4096 = single user (ALTER DATABASE)

32768 = emergency mode

4194304 = autoshrink (ALTER DATABASE)

1073741824 = cleanly shutdown

複数のビットが同時にオンであってもかまいません。

status2

int

16384 = ANSI null default (ALTER DATABASE)

65536 = concat null yields null (ALTER DATABASE)

131072 = recursive triggers (ALTER DATABASE)

1048576 = default to local cursor (ALTER DATABASE)

8388608 = quoted identifier (ALTER DATABASE)

33554432 = cursor close on commit (ALTER DATABASE)

67108864 = ANSI nulls (ALTER DATABASE)

268435456 = ANSI warnings (ALTER DATABASE)

536870912 = full text enabled (sp_fulltext_database を使用して設定)

crdate

datetime

作成日です。

reserved

datetime

予約済みです。

category

int

レプリケーションで使用する情報のビットマップです。

1 = スナップショット レプリケーション用またはトランザクション レプリケーション用にパブリッシュされています。

2 = スナップショット パブリケーションまたはトランザクション パブリケーションにサブスクライブしています。

4 = マージ レプリケーション用にパブリッシュされています。

8 = マージ パブリケーションにサブスクライブしています。

16 = ディストリビューション データベースです。

cmptlevel

tinyint

データベースの互換性レベルです。詳細については、「sp_dbcmptlevel (Transact-SQL)」を参照してください。

filename

nvarchar(260)

データベースのプライマリ ファイルのオペレーティング システム パスと名前です。

filename を参照できるのは、dbcreatorsysadmin、CREATE ANY DATABASE 権限を持つデータベース所有者、および、ALTER ANY DATABASE、CREATE ANY DATABASE、VIEW ANY DEFINITION のいずれかの権限を持つ被設定者です。パスとファイル名を返すには、sys.sysfiles 互換性ビューまたは sys.database_files ビューをクエリします。

version

smallint

このデータベースが作成された SQL Server コードの内部バージョン番号です。SQL Server ツールおよびアップグレード処理による内部使用のみとなります。

参照

関連項目

ALTER DATABASE (Transact-SQL)
SQL Server 2000 システム テーブルから SQL Server 2005 システム ビューへのマッピング
互換性ビュー (Transact-SQL)

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手