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[デバッグが無効です] ダイアログ ボックス

更新 : 2007 年 11 月

Microsoft Visual Web Developer で Web ページを実行しているときにページをデバッグする場合は、ページをデバッグ情報を使用してコンパイルする必要があります。既定では、ページは、この必要とされるデバッグ情報なしでコンパイルされます。デバッグ情報を使用してコンパイルされるようにページを設定するには、次の 2 つの方法があります。

  • 個々のページについては、ページの @ Page ディレクティブに属性 debug="true" を追加します。

  • サイト全体については、debug="true" 属性をサイト構成ファイル (Web.config) の Compilation プロパティに追加します。

[デバッグが無効です] ダイアログ ボックスは、デバッガを使用して (たとえば、F5 キーを押して) ページを実行したときに、Web サイトがデバッグ情報を使用してコンパイルされるように構成されていない場合に表示されます。このダイアログ ボックスは、現在のページがデバッグを実行するように構成されている場合でも表示されます。これは、現在のページから別のページやコンポーネントにステップ インしようとしているのかどうかを、Visual Web Developer が判断できないためです。

このダイアログ ボックスには、デバッグ情報を使用してページをコンパイルするように自動的に Web サイトを構成するオプションと、デバッグを実行しないでページを実行するように自動的に Web サイトを構成するオプションが用意されています。

ms178726.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

デバッグ情報を使用したコンパイルを無効化する場合は、サイトを運用サーバーに配置する前に行うことが重要です。デバッグ情報を使用してコンパイルを行うと、アプリケーションのサイズとパフォーマンスに影響します。デバッグを無効にするには、debug="true" 属性を完全に削除するか、この属性が記述されているすべての設定を false にします。@Page ディレクティブの debug 属性と Web.config ファイルを確認してください。

処理手順

UI 要素

  • [新しい Web.config を追加してデバッグを有効にする]
    Web サイトには Web.config ファイルが含まれていません。そのため、デバッグに使用するサイト全体の設定は存在しません。このオプションを選択すると、Web.config ファイルが作成され ([新しい項目の追加] ダイアログ ボックスを使用した Web.config ファイルの追加と同じ)、Compilation プロパティの debug 属性が true に設定されます。

    ms178726.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

    [新しい Web.config を追加してデバッグを有効にする] は、Web アプリケーションに Web.config ファイルがない場合に表示されます。

  • [デバッグを有効にするために Web.config ファイルを変更する]
    Web サイトには Web.config ファイルが格納されていますが、このファイルには Compilation プロパティが含まれていないか、または Compilation プロパティの debug 属性が false に設定されています。このオプションを選択すると、Visual Web Developer は プロパティを追加するか、またはプロパティを変更してデバッグを有効にします。

  • [デバッグなしで開始]
    Visual Web Developer は、デバッグ情報なしでページをコンパイルして実行します。デバッガは起動されません。ページは、ブラウザでの場合と同様に実行されます。ブレークポイントにヒットしたり、コードをステップ実行したりすることなく、ページをテストするだけの場合は、このオプションを使用します。

参照

概念

Web ページのデバッグの概要